日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

国会議事堂見学

2010-06-07 | 仕事・建物
先週金曜日の木材会舘に続き「オープンアーキテクチャー」の見学会に参加した。
国会議事堂
昨年日程が合わずに断念したので、今年こそと申し込んだ。
申し込みの頃は図面書き一段落をしているはずが、すったもんだの真っ最中だが。

木材会舘の大人数に比べて今回は6人の小所帯だが
案内の鷲野宏氏は汗びっしょりになりながらも
エレベーターで昇り、階段を下り、廊下を歩きまた下り・・
建築様式のこと、当時の設計コンペの事、参院と衆議院の違いなど
分かりやすく丁寧に説明をしてくださる。

是非とも見たかったのは、小学6年生の遠足で見学をし
ほとんど記憶が無いまま、思い出して上書きをしたくなったからだが
赤絨毯を踏み、権威の象徴の階段を見ても思い出す事は無かったが
衆議院の議場の傍聴席に立ってようやく「ここは見た」と思えた。

大正9年着工、昭和11年竣工の議事堂は
ドイツやイギリスの様式を取り入れる事の多かった当時
遥か昔のローマ時代より先のギリシャや古代エジプトの様式を取り入れた。
エンタシスの列柱の基壇が無く、柱頭の装飾が簡素
ピラミッド型の屋根は伊藤博文のお墓を表す(とも言われる)などの話が聞けた。



写真撮影が禁止される中、正門前だけは許されていて
小学生の団体が集団撮影をしていたが、この子達の何人が大人になっても覚えているだろう。

1時間半の予定が大サービスで大幅に延長し
お土産屋さんでキティーちゃんの永田町バージョンをゲット!



鳩山さんのお饅頭は既になく、政権の変わり目の早さを痛感した。
(管さんの瓦せんべいがあった)

黒塗りの車が次から次へと参議院へ流れ、政治の変わり目の話し合いがもたれているらしい。
案内の鷲野氏の伝で手に入れた見学のカードを返還して見学は終り。
建築だけでなく、政治の裏話まで聞けた有意義な午後でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 木材会舘見学付録 | トップ | 梅雨入り前の景色 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

仕事・建物」カテゴリの最新記事