ホッケ

Pleurogrammus azonus (Jordan and Metz, 1913)

形態・特徴 尾鰭の端は二叉する。側線は5本あり、第3側線は胸鰭後端付近から尾柄部を越え、第4側線は胸鰭基底付近から臀鰭起部を越える。日本産アイナメ科魚類中最も鱗が細かく、第2側線の側線鱗数は157〜179枚で、キタノホッケ(136〜151枚)とも重ならない。背鰭に深い欠刻はない。体色は緑がかった茶色や褐色で、体側に明瞭に太く腹部まで走る横帯は見られない。
分布 茨城県・対馬海峡以北。黄海、沿海州、オホーツク海、千島列島周辺。水深100m前後の大陸棚にすむが、産卵期には15~20mの岩礁域に集まる。
生息環境 カジカ亜目魚類には珍しく広く回遊することが知られる。その際、小規模な群れを形成することも多い。産卵期は9~2月とされ、水深20m以浅の岩礁域に集まるという。
食性 多毛類、甲殻類、軟体動物、小型魚類などを食べる動物食性。
食味・料理 ホッケの寿司(北海道、青森県)
地方名 ホッキ・ボッキ・イナカアブラメ(青森県)、ホッケシンジョ・シンジョボッケ(山形県)、ネコマタギ(岐阜県) 【出世名として】ロウソクボッケ→ホッケ(山形県)
その他 水産上重要種で、干物やすり身として広く賞味される。市場にもよく出回っているが、安価なものはキタノホッケが代用されている場合もある。
その生態的特徴から、他のカサゴ目魚類よりも優れた遊泳能力を備えていることも知られている。
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