■映画『ドロップ』
ケンカに明け暮れる不良中学生たちが、友情を通じて人間的に成長していく姿を描く青春ストーリー。
漫才コンビ品川庄司の品川祐が、品川ヒロシ名義で発表したベストセラー小説を、自ら脚本・監督を務め映画化。
Arika的お勧め度:★★★★☆80点
元不良のお笑い芸人品川ヒロシ製作の暴力シーン満載の不良映画です。
この映画はいい部分と悪い部分がはっきりわかれているように感じます。
いい部分は、登場人物は馬鹿で不良でどうしようもないやつらではあるが、仲間思いで熱血漢であることで、素行の悪さを除けば人として悪いやつらではない。
だから普段の何気ない会話とか行動とかのシーンは普通の青春映画のようで面白い。
またところどころに散りばめられた面白おかしい部分は、お笑い芸人としての品川ヒロシさんのセンスの良さが現れている。
またいつも何か起きたりせわしく動いているので退屈しない。
悪い部分は、やはり過激な暴力シーンです。
暴力がこの映画の1つの主題なのでしょうが、中学生が日常的にバットで人を殴ったり刃物を振り回したり車で人をはねたりというのはやりすぎだろうという部分が気になりました。
だから怖いとか楽しめないという視聴者もいるだろうし、もっと普通の中学生らしい喧嘩でもうまく映画は作れるのではないかという…。
結論としては、まだまだ物語も演出も登場人物の演技も荒削りだけど、悪い部分を取り除いて改善しもっとソフト路線で普通の青春ものにすれば、それなりにいいものになったかもしれないと思った。
その意味では品川ヒロシさんの映画監督への今後の可能性を感じました。
出来れば何気ない普通の日常の中の出来事の映画を見てみたい。
才能ある方なので今後も製作を続けるのならばそういう方向に進んで主題を作り、暴力シーンをエスカレートすればいいという方向に逃げないものを望みたい。
■アメブロ→♪親友よ/湘南乃風
■解説 - ドロップ
私立のお坊ちゃん学校に通っていたヒロシ(成宮寛貴)は不良に憧れて、公立の狛江北中学校に転校する。赤い坊主頭にボンタン姿のヒロシは、すぐに不良に目をつけられて、河川敷に呼び出される。そこで待っていた達也(水嶋ヒロ)は極悪非道で知られるカリスマ不良で、ヒロシはいきなり達也とタイマンを張らされることになる。ヒロシはがむしゃらに向かっていくが、全く歯が立たない。しかし、その根性と、口のうまい性格が気に入られ、ヒロシは不良グループの仲間入りを果たす。その他の仲間は、クールな森木(波岡一喜)、狂犬の異名を取るワン公(若月徹)、盗みの天才・ルパン(綾部祐二)。さらに、狛江西中学校のテル(坂本雅仁)も加わり、ケンカや悪さ、くだらないおしゃべりに明け暮れる日々が続いた。そんなヒロシのことを、姉のユカ(中越典子)の恋人で、工事現場で働く元不良のヒデ(上地雄輔)は優しく見守ってくれていた。ヒロシは、達也の彼女・ミユキ(本仮屋ユイカ)に密かに惹かれるようになる。達也はミユキに冷たく、別の彼女をつくったりしていた。ヒロシは、達也に振られたミユキを慰めるが、友達以上の関係には踏み出せなかった。翌年、最大の敵だった調布南中学校の赤城(増田修一朗)や加藤(住谷正樹)らとも和解し、卒業を迎える。卒業式をサボろうとしていたヒロシや達也は、ヒデの車に乗せられて式に出席する。卒業式を終えて、ヒロシはミユキに告白するが、あっさり振られる。春、ヒロシは高校に入学するが、初日から問題を起こし、退学になってしまう。そこで、ヒデと同じ工事現場で働くことにする。しかし仕事初日、達也に呼び出され、仲間のピンチを知らされる。ヒロシは姉の制止を振り切り、仲間の元に向かう。そのとき、誰も予想しなかった出来事が起こる。
キャスト(役名)
成宮寛貴 | (信濃川ヒロシ) |
水嶋ヒロ | (井口達也) |
本仮屋ユイカ | (みゆき) |
上地雄輔 | (木村ヒデオ(ヒデ)) |
中越典子 | (信濃川ユカ) |
波岡一喜 | (森木隆) |
若月徹 | (山崎秀樹(ワン公)) |
綾部祐二 | (安城豊(ルパン)) |
増田修一朗 | (赤城亨) |
住谷正樹 | (加藤宏次郎) |
坂本雅仁 | (石川照美(テル)) |
SUGURU | (住田清彦) |
宮川大輔 | (小野) |
遠藤憲一 | (達也の親父) |
藤本敏史 | (体育教師) |
村上知子 | (ファミレスの店員) |
河本準一 | (宅配便) |
哀川翔 | (刑事) |
坂井真紀 | (教師) |
益岡徹 | (医師) |
スタッフ