山じじい

ゲゲゲの鬼太郎第6期の山じじい

ヤ―!皆さん!
やっとゲゲゲの鬼太郎の第四話に進めるけど、なんとこの「不思議の森の禁忌」のエピソードは四つの妖怪が登場したわけで、今から登場した妖怪を一つずつ紹介するね!
その中の四つの妖怪で今回紹介するのは山じじいである。


「ゲゲゲの鬼太郎」に出た山じじい


山じじい登場!大きいすぎんだろ

山じじいはゲゲゲの森に住み、大きな一つ目とJ型の口を持っている妖怪である。かれは蓑(みの)を着て、腕と片足だけが示されている。背がかなり低く、通常は若い青年より少し背が高いが、体が山を越えるほど大きくなることもできる。特に怒るときである。

普段は穏やか優しい妖怪として描かれているが、誰かが掟(おきて)を破って山じじいの木の実をもいでしまうと、怒り狂い、巨大化してしまう。 「返せ~」という声とともに、ゲゲゲの森中に多くて長くのびる手を操って誰もかまわず攻撃をしかけた。実を返して素直に謝ると、また穏やかな山じじいに戻り、もう二度と禁忌を破らないよう、その人を警告し、森へ消えていった。

大きくて長くて黒い手が地上に出た山じじいの手!

伝承に伝わっている山じじい


本当の山じじいの姿

山じじいは高知県を始めとした四国地方に伝わる妖怪である。山姥(やまんば)などと同じく山に棲む妖怪で、伝承がある地域によって全く姿や性質が異なることもある。

70歳ぐらいの人間のような姿をしている伝承があるが、有名なのは一本ダタラのような特徴を持つバージョンである。それは一つ目に一本足、全身をねずみ色の短毛(たんもう)が生えた三~四尺の大きさのおきなだといわれている。しかし、実は目が2つあり、1つはとても大きく、もう1つは非常に小さいため、1つ目の妖怪だと思われているという伝承もある。人間が通る道にも現れるが、あまり人前に出たがらず、四寸程の足跡を残す。

山の妖怪の中では比較的で大人しい性格だが、子供や家畜(かちく)をさらうことがあるらしい。

がとても大きく、山中に響き渡って天地を揺るがし、木の葉を落とし、木々や岩を動かしたとされている。近くで山じじいの大声を聞けば鼓膜(こまく)が破れ、最悪死んでしまうと言われている。

高知県物部市では、中尾という男が山じじいからモロコシの種をもらい、それをまくと大豊作(だいほうさく)になったという伝承がある。それ以降、年末になると山じじいが餅(もち)を欲しがり、その繰り返しで3斗(と)もの餅を平らげた。家計を心配した中尾が餅といつわって焼け石を食わせ、熱がる山じじいにお茶といつわって油を飲ませると、驚いて逃げ出し死んでしまったという。その翌年、豊作だった中尾家は一気に衰えた(おとろえた)といわれる。


ということである!

山じじいって、そんなに悪い妖怪ではないよね。ゲゲゲの鬼太郎では、ただ誰かが禁忌を破ったら襲ってしまうところもあるが、それは私達のためでもあると思わない?
それに、伝承に伝わったバージョン、子供や家畜をさらう説とか大豊作を与えられるとか、そういうのなかなか面白いと思う。
しかし、山じじいの声には気を付けた方がいいね(笑)

では、次の第四話その二!

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