建築工事測量【 座標塾 】 入門編【 通り芯と座標 】



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  ■ 座標には数学系と測量系がある!・・・  ご存知ですか?

 
 
 01 数学系と測量系の座標とは?
 
 
1. 測量系座標は縦がX軸、横がY軸(数学系と逆)
 
2. 数学系は点の変化を、測量系は点の位置を表現
 
 
 
 
※ 建築設計の「事務所・学校・ソフト開発」関連の方へ 
 
▼ 建築工事にて 座標測定が浸透するために「発信とご協力」
 
3. 測量系座標 の存在を知らないと 迷惑な符号が定着する! 
 
4.「X,Y通りの符号」は測量以外でも迷惑 意識改革が必要! 
 
数学系と測量系プロット
 
▲ 画像クリックで拡大できます!
 
※ 測量系座標の存在を知らない人あるあるの「座標 取扱い注意点」を 
 
 【 動画 01 】の後半を理解して「知らないと間違える」を防止しよう!
 
 

 ■ 座標には数学系と測量系がある!・・・ご存知ですか?

 
 XYと言えば、多くの人は中学、高校で学んだ数学の教科書にあるXYが頭
 
 に浮び、その数式を表現・説明するための座標軸がイメージされると思い
 
 ます。それは横軸にXの値、縦軸にYの値が設定された座標軸です。
 
 それは数学系と表現される事もなく、世間一般の常識となっています。
 
 残念ですが測量系座標というものの存在など世間では知られていません!
 
 建築工事の監督さんの中には座標、XYと聞いただけでアレルギー症状を起
 
 こす人、拒絶する人など・・・ 現在でもけっこう沢山います!(残念)
 
 建築関連の人にも浸透していない測量系座標ですが、【座標塾】では座標
 
 測定が主役であり、測量系座標と測量計算ソフトに連動したCADシステム
 
 の存在を先ず認識して頂く事が「はじめの一歩」となります。
 
 測量計算ソフトに連動したCADシステムでは、数学系と測量系の座標系を
 
 選択(設定)できる機能があります。建築・機械・設備・構造・意匠等の
 
 設計図書はほとんど数学系の汎用CADにより作成されたものです。
 
 ▼【動画01】では数学系と測量系の違いを「CAD画面・座標系設定」の使
 
   分け編集にて実感して頂くと共にTSとの関連性を解説しています。
 
   また、測量系の存在を全く知らない人あるあるの注意点も動画の後半に
 
   て解説しています。 ※「知らないと間違える」を防止しよう!
 
 
【動画 01】 CADでの座標系設定による測量系と数学系の違い!
01CADでの座標系設定による測量系と数学系の違い

・「時計回りはトータルステーションと連動」の解説は (4:25〜)
 
・「知らないと間違える」の解説は (7:02〜)         
 
■ 座標系の種類?・・・その違いとは?

1. 測量系座標は縦がX軸、横がY軸(数学系と逆)
 
数学系と測量系
 
★ 縦がX軸、横がY軸「一般常識の逆」とだけ丸覚えでOK! 
 
★ 測量機器:TSの水平観測角度は時計回りの値で表示される!
 
▼ この測量系の存在と違いが分かれば、以下は流す程度でOK!
 
 ・【 02 通り芯と座標軸の合成 】へ スキップしてもヨシ! 
 
※ ちなみに 全世界共通というわけではないようです・・・  
 
★ 建築設計事務所の方は「X差Y差の杭打ち」活用して杭芯検査 時間短縮・精度Up
 
★ 必見! 近年、注目度アップの 「後方交会法」 についても事前に学んでおこう!
 
◆ 測量未経験者・初心者の方へ 「反射シート」の存在と活用利点を知ってますか ?
 
2. 数学系は点の変化を、測量系は点の位置を表現!
 
数学系と測量系の違い
 
平面直角座標系
 
● 土木工事、用地は南北-X軸、東西-Y軸とする座標系が基本!
 
● 土地境界・面積の登記は一般常識と違う測量系座標による。
 
● 公共測量は GNSSによる世界測地系の平面直角座標が基本!
 
● 平面直角座標系は境界点の成果で目にするので一応周知! 
 
 
 
3. 建築関係の人でも測量系を知らない人は多い!
 
迷惑なXY通り
 
● 一般常識では横X、縦Yです。汎用CADでも同様ですが・・・  
 
▼ CADで図面を作成する頃からか?・・・ 出現し始めたダメ符号!
 
※ 設計ソフトの通り芯符号設定が横X○、縦Y○になっているから?
 
▼ X方向,Y方向と言われても分からない人もいる。(現場では不向き)
 
▼ 「X通り、Y通り」が常識の人は 概ね「測量系の存在」を知らない
 
  仮に知っていても 設計も施工側も 座標測量の発想が無いから無視
 
  その結果 建築工事に座標を活用しようとする場合には迷惑な符号に
 
縦寸法と横寸法
 
▼ 勘違い防止のため「X=○○」と 発言できない 迷惑な符号!
 
◆ 建築工事に座標測量が根付かない事を助長する 無知な符号!
 
※ この符号が当たり前である限り 座標測量は建築工事では不毛
 
(このダメ符号が定着している限り 建築工事に座標測量は浸透しない)
 
★ 座標を建築工事測量で活用するために   
 
   先ずは この ダメ符号を撲滅 させる必用あり↓
 
 
4. 測量以外でも迷惑な X,Y符号の 撲滅 にご協力を
 
迷惑な符号の訳
 
・鉄筋・意匠・設備等の詳細図は 縦横寸法により 建物方向とは異なる
 
 配置の場合もあり 横X 縦Yの思い込みが強いと XYが消えて 間違える
 
★ できる建築設計者 は「X,Yの符号」を使用しない!
 
 従来の符号にて 少しでも勘違いの可能性を減らす
 
 ※ わざわざ誤解が生じる X,Yを付けなくても 従来からの符号  
 
  「数字+いろは表記、数字+アルファベットABC表記」でヨシ!
 
無難な符号はこれ
 
● C方向=C通り、123方向=横方向と迷う事のない符号が断然良し!
 
● 0(ゼロ)通りが あると尚良し!(通り芯の数が多い方を数字へ)
 
★ B2 (2B) ,D5 等 の二言で通り芯交点(柱位置)は表現できる! 
 
 「設計ソフトの符号設定がそうだから」と言訳をせず 
 
  現場での不具合、勘違いを減らす従来符号に戻そう!
 
★ 「X通り,Y通り 撲滅」にご協力を!
 
 ※「この符号が常識」である限り 座標測量は建築工事に浸透しない・・・
 
  逆に 「 X,Y通りが減少すれば」「その理由」から座標測量が浸透し始める
 
◆ 建築関係者は「数学系 X,Y符号 常識論」を見直す
 
◆ 現場サイドは「測量以外の不具合 事例」も伝える
 
 ⇒ 身近な「建築設計事務所・学校先生 or ソフト関係者」へ発信!
 
 ⇒ 「撲滅から浸透」の輪を広げよう!
 
次の入門編は・・・【 02 通り芯と座標軸の合成 】
 
 
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