齋藤経産相 経済協力具体化に向け 同志国との連携強化へ

齋藤経済産業大臣は、16日の閣議のあとの会見で、先週行われた日米首脳会談では、半導体のサプライチェーンの強じん化や脱炭素などの分野で成果があったとしたうえで、経済協力の具体化に向けて、日米両国に加えて同志国との連携を強化していく考えを示しました。

齋藤経済産業大臣は、先週、日米首脳会談のためにアメリカを訪れた岸田総理大臣に同行して、経済面での協力に向けた議論を、閣僚級の会合でも行い、再生可能エネルギーの導入拡大や半導体のサプライチェーンの構築などで連携を確認しました。

また、初めて開催された日米両国とフィリピンの3か国による商務・産業相会合では、電気自動車のバッテリーの材料となるニッケルなど重要鉱物のサプライチェーンの強じん化に向けた議論も行いました。

これについて齋藤経済産業大臣は、閣議のあとの会見で「国際情勢をめぐるさまざまな懸案がある中で、日米間の重要分野での連携を促進するとともに、同志国にも拡大することができたと考えている」と述べました。

そのうえで、「今回の成果をもとに、国際的な連携をさらに強化していきたい」と述べ、経済協力の具体化に向けて、日米両国に加えて、同志国との連携も強化していく考えを示しました。