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【ソウル=溝田拓士】尹錫悦大統領は10日、歴代大統領が執務してきた
広大な敷地を持つ旧大統領府は山麓にあり、1948年の建国以来、ソウル市内を見下ろしてきた。「帝王的」と評される強大な権力の象徴とも言われ、青い瓦屋根から青瓦台と呼ばれた。
警備面から移転に反対論もあったが、尹氏は「空間が意識を支配する」と踏み切った。新大統領府は10階建ての旧国防省庁舎に入居。今後周辺に公園を整備し、米ホワイトハウスのように鉄柵越しに執務室が見えるようにする計画だ。新大統領府では秘書官も同じ建物で勤務し、大統領専用エレベーターもない。
一方、青瓦台は10日、公約通りに一般開放され、約2万6000人が訪問した。ソウルの主婦