2019年日本の出来事
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【1月】
《1》箱根駅伝、東海大が初優勝
第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、東海大が大会新記録の10時間52分9秒で初の総合優勝を飾った。
《2》徴用工問題で日韓関係悪化
韓国人元徴用工の問題を巡り、韓国裁判所は3日付で、韓国国内にある日本企業の資産差し押さえを認める決定を出した。日本は7月から韓国向け輸出管理を厳格化。韓国では日本製品不買運動が起き、韓国政府が8月に日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)の破棄を通告(後に回避)するなど日韓関係は悪化した。
《3》囲碁・仲邑菫、最年少でプロ棋士に
囲碁の日本棋院は5日、小学4年生の
《4》国の毎月勤労統計などで不適切調査
根本厚生労働相は8日、「毎月勤労統計」の調査手法に誤りがあったとして、徹底究明を指示したことを明らかにした。不適切な調査の影響で、雇用保険などで総額約564億円の過少給付が発生。政府は2019年度予算案の修正に追い込まれた。この問題で、同省次官ら計22人を処分。他の統計でも不正やミスが見つかり、政府統計全体への不信感が広がった。
《5》レスリング・吉田沙保里が引退表明
レスリング女子で五輪3連覇を果たすなどして国民栄誉賞を受賞した吉田沙保里が8日、現役引退を表明した。
《6》横綱稀勢の里が引退
横綱稀勢の里が16日、現役を引退した。
《7》千葉・野田で小4女児虐待死
千葉県野田市の小学4年生女児が24日、自宅で父親から虐待を受けて死亡した。女児は日常的に虐待を受けており、両親が逮捕され、傷害致死罪などで起訴された。虐待事件が相次いだことを受け、親による子への体罰を禁止する改正児童虐待防止法が6月に成立した。
《8》テニス・大坂なおみが全豪オープンV
テニスの四大大会の一つ、全豪オープンの女子シングルスで26日、大坂なおみが優勝し、アジア選手として男女初の世界ランキング1位になった。
【2月】
《9》豚コレラ感染拡大
家畜伝染病「CSF(
《10》韓国国会議長が慰安婦問題で天皇陛下の謝罪要求
韓国の
《11》競泳・池江璃花子、白血病公表
競泳女子の池江璃花子が12日、白血病と診断されたことを公表した。
《12》探査機はやぶさ2、小惑星リュウグウに着地成功
宇宙航空研究開発機構(
《13》沖縄県民投票で辺野古埋め立て「反対」7割
沖縄県の米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票が24日投開票され、反対票が全体の7割を占めた。法的拘束力はなく、工事は続いている。
【3月】
《14》スキージャンプ・小林陵侑が日本男子初のW杯個人総合優勝
スキージャンプ男子の小林陵侑が10日、ワールドカップ(W杯)で日本男子初の個人総合優勝を決めた。
《15》五輪招致不正疑惑の竹田JOC会長が退任表明
20年東京五輪・パラリンピックの招致活動を巡る不正疑惑でフランス司法当局の捜査対象とされた日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が19日、今年6月の任期満了で退任する意向を表明した。
《16》マリナーズ・イチローが引退表明
日本プロ野球と米大リーグでプレーし、日米通算4367安打を記録したマリナーズのイチロー(本名・鈴木一朗)が21日、現役引退を表明した。
《17》松橋事件再審で無罪確定
1985年に熊本県で男性が刺殺された「
【4月】
《18》外国人労働者の受け入れ拡大スタート
外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理・難民認定法が1日、施行された。
《19》セブン、24時間営業見直し発表
セブン&アイ・ホールディングスは4日、傘下のセブン―イレブン・ジャパンが行ってきた一律での24時間営業を見直す方針を表明。11月から8店舗で時短営業が始まった。ファミリーマートも11月、2020年3月から加盟店の希望があれば時短営業を認めることを決めた。以前から認めていたローソンと合わせコンビニ大手3社で24時間営業の見直しが進んだ。
《20》大阪ダブル選で維新勝利
第19回統一地方選で注目された大阪府知事選と大阪市長選のダブル選の投開票が7日に行われ、地域政党・大阪維新の会が擁立した候補が、ともに当選を決めた。
《21》24年度に新紙幣、1万円札は渋沢栄一
政府は9日、1万円札など3種類の紙幣のデザインを、24年度上期をめどに、一新すると発表した。新1万円札の肖像画には渋沢栄一を採用。5千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎が選ばれた。
《22》国立天文台などの国際チーム、世界初のブラックホール撮影成功
国立天文台など世界約80の研究機関による国際チームは10日、ブラックホールの撮影に初めて成功したと発表した。
《23》東京・池袋で高齢ドライバーが暴走事故、母子死亡
東京・池袋で19日、高齢ドライバーが運転する車が暴走し、通行人らを次々とはね、3歳女児と母親が亡くなった。警視庁は11月、運転していた元通産省幹部を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で東京地検に書類送検した。
《24》強制不妊救済法が成立
旧優生保護法に基づいて不妊手術を受けた被害者を救済する法律が24日、成立した。
【5月】
《25》天皇陛下が即位。「令和」に改元
平成の天皇陛下が4月30日に退位され、皇太子
《26》大津で車同士衝突、保育園児ら巻き込まれ2人死亡、14人重軽傷
大津市の交差点で8日、散歩の途中で信号待ちをしていた保育園児らが車同士の衝突に巻き込まれ、園児2人が死亡し、保育士を含む計14人が重軽傷を負った。ドライバー2人のうち、右折した女が自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)で起訴された。
《27》トランプ米大統領が令和初の国賓として来日
トランプ米大統領が25日、令和初の国賓として来日。27日に日米首脳会談が行われた。安倍首相はトランプ氏とゴルフや相撲観戦などを共にし、親密ぶりをアピールした。
《28》川崎で児童ら刺され2人死亡、18人重軽傷
川崎市のスクールバスのバス停付近で28日、私立小学校の児童ら20人が刃物を持った男に刺され、女児と他の児童の保護者が死亡。男は自殺した。
【6月】
《29》「老後資金に2000万円必要」報告書公表
金融審議会が3日、老後資金として年金収入以外に約2000万円の資金が必要とする報告書を発表し、波紋を呼んだ。麻生金融相は「政府の政策スタンスとは異なる」として受け取りを拒否。審議会は9月、麻生氏への答申見送りを決めた。
《30》将棋・羽生、通算勝利歴代単独1位に
将棋の羽生善治九段が4日、歴代単独1位となる公式戦通算1434勝を達成し、大山康晴十五世名人の記録を27年ぶりに更新した。
《31》陸上男子100メートル、サニブラウン・ハキームが日本新9秒97
陸上のサニブラウン・ハキームが7日、全米大学選手権男子100メートル決勝で、9秒97の日本新記録をマークした。
《32》ホルムズ海峡で日本タンカーに攻撃
中東ホルムズ海峡近くのオマーン沖で13日、日本のタンカーが攻撃を受け、被弾した。安倍首相がイランを訪問し、米国とイランの対立緩和に向けた仲介外交を行っている最中の出来事だった。
《33》バスケ・八村塁、NBAドラフトで日本人初の1巡目指名
米プロバスケットボール協会(NBA)のドラフトが20日に行われ、八村塁が日本人として初めて1巡目で指名された。八村は10月の開幕戦に先発出場し、14得点を挙げた。
《34》G20サミットが大阪で開催
日本初開催の主要20か国・地域(G20)首脳会議が28日、大阪市で開幕。自由貿易の原則を明記した首脳宣言を採択した。
《35》ハンセン病家族訴訟、国に賠償命令
ハンセン病の元患者の家族が、患者の隔離政策で家族も差別や偏見を受けたとして、国に損害賠償を求めた「家族訴訟」で、熊本地裁は28日、家族541人に総額3億7675万円の損害賠償を命じる判決を言い渡した。政府は控訴を断念し、おわびを表明。家族に1人当たり最大で180万円を支給する補償法が11月に成立した。
【7月】
《36》日本の商業捕鯨、31年ぶりに再開
日本の商業捕鯨が1日、31年ぶりに再開された。日本は国際捕鯨委員会(IWC)の決定に従い、商業捕鯨を一時中止して調査捕鯨を行っていたが、6月30日にIWCから脱退した。
《37》仁徳陵など大阪の古墳群が世界遺産に
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は6日、仁徳天皇陵古墳(
《38》かんぽ生命の不適切契約で社長が謝罪
かんぽ生命保険の植平光彦社長らは10日、契約者に不利となる不適切な保険契約の乗り換えが多数あったとして、謝罪した。
《39》京都アニメーション放火、36人死亡
「涼宮ハルヒの
《40》参院選で与党が勝利、改選過半数
第25回参院選は21日、投開票が行われ、自民、公明の与党が改選定数124の過半数(63)を上回る計71議席を獲得した。比例選で、れいわ新選組は2議席、NHKから国民を守る党は1議席を得た。
【8月】
《41》ゴルフ・渋野日向子が全英女子優勝
女子ゴルフの渋野
《42》高速道で「あおり運転」、男を逮捕
茨城県守谷市の常磐道で「あおり運転」をし、停止させた後続車の男性に暴行したとして、茨城県警は18日、男を傷害容疑で逮捕(後に強要容疑で再逮捕)した。
《43》個人情報保護法違反でリクナビに是正勧告
就職情報サイト「リクナビ」を運営する「リクルートキャリア」が就活生の「内定辞退率」を企業に販売していたことについて、政府の個人情報保護委員会は26日、個人情報保護法違反だとして、同社に是正勧告を出した。
【9月】
《44》内閣改造、小泉氏ら13人が初入閣
第4次安倍再改造内閣が11日、発足した。小泉進次郎環境相を含む13人が初入閣した。
《45》日産・西川社長、不当報酬問題で辞任
日産自動車の
《46》原発事故、東電旧経営陣に無罪判決
東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人について、東京地裁は19日、いずれも無罪判決を言い渡した。判決を不服として、検察官役の指定弁護士は控訴した。
《47》ラグビーW杯日本大会開幕、日本8強
ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会が20日、開幕した。日本代表は予選リーグ4戦全勝で初の8強入りを果たす快挙を成し遂げたが、準々決勝で南アフリカ代表に敗れた。
《48》巨人・阿部慎之助が引退表明
読売巨人軍で、強打の捕手として活躍した阿部慎之助が25日、現役引退を表明した。今季はチームの5年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
《49》立憲民主などが野党共同会派を結成
立憲民主、国民民主など野党4党派は30日、衆参両院で共同会派の結成を届け出た。
【10月】
《50》消費税率10%スタート
消費税率が1日、8%から10%に引き上げられた。同時に、外食と酒類を除く飲食料品などの税率を8%に据え置く「軽減税率制度」が導入された。
《51》「400勝投手」金田正一さん死去
プロ野球の国鉄スワローズ(現東京ヤクルトスワローズ)や読売巨人軍でエースとして活躍し、最多勝利記録の通算400勝を達成した金田正一さんが6日、死去した。86歳だった。
《52》日米両政府、貿易協定に署名
日米両政府は7日、日本が米国産の牛肉や豚肉などの関税を引き下げ、米国は日本が輸出する幅広い工業品の関税を削減・撤廃する新しい貿易協定に署名した。
《53》ノーベル化学賞に吉野彰氏
今年のノーベル化学賞に9日、リチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰・名誉フェローが選ばれた。
《54》関電幹部に多額金品、会長が辞任
関西電力の八木誠会長は9日、福井県高浜町の元助役(故人)から多額の金品を受領した問題の責任を取って辞任した。岩根茂樹社長も、この問題を再調査する第三者委員会の報告後に辞任することを表明した。
《55》東日本で台風大雨被害、死者相次ぐ
東日本で台風大雨被害が相次いだ。台風19号は12日に上陸し、土砂崩れなどで死者は90人を超えた。9月の台風15号では、千葉県で大規模停電が発生。10月の台風21号に伴う記録的な大雨では、各地で河川氾濫が発生した。
《56》緒方貞子さん死去
国連難民高等弁務官や国際協力機構(JICA)理事長を務めた緒方貞子さんが22日、死去した。92歳だった。
《57》ソフトバンク3年連続日本一
プロ野球の日本シリーズは23日、福岡ソフトバンクホークスが読売巨人軍を破り、3年連続10度目(南海、ダイエー時代を含む)の日本一となった。
《58》閣僚の辞任相次ぐ
菅原一秀経済産業相が25日、公設秘書が地元選挙区で香典を渡した疑惑で辞任した。7月の参院選で初当選した妻に選挙違反疑惑が浮上した河井克行法相も31日に辞任した。
《59》沖縄・首里城が焼失
那覇市の世界文化遺産・首里城跡に立つ首里城で31日、火災が発生し、正殿など主要部分が焼失した。
【11月】
《60》大学共通テスト英語民間試験見送り
20年度から始まる大学入学共通テストで導入予定だった英語民間試験について、政府は1日、活用見送りを発表した。
《61》東京五輪マラソン・競歩、札幌開催に
20年東京五輪のマラソンと競歩の会場を、札幌市に変更することが1日、決まった。9月には、当初予定されていた東京のコースとほぼ同じルートで日本代表決定レースも開催されていたが、国際オリンピック委員会(IOC)が暑さ対策を理由に変更を決めた。
《62》首相主催「桜を見る会」20年度は中止に
政府は13日、例年4月に開かれる首相主催の「桜を見る会」を20年度は中止すると発表した。安倍首相の後援会関係者が多数招待されているとの批判を受け、会のあり方を見直す。
《63》プレミア12、侍ジャパンが初優勝
野球の国際大会「プレミア12」の決勝が17日行われ、日本代表「侍ジャパン」は韓国代表を破り、初優勝を果たした。
《64》ヤフーとLINEが経営統合発表
インターネット検索大手ヤフーを運営するZホールディングスと無料通信アプリのLINEは18日、経営統合で基本合意。来年10月の実現を目指す。
《65》安倍首相、通算在職日数が歴代最長に
安倍首相の通算在職日数が20日で2887日となり、歴代最長となった。
《66》ローマ教皇が38年ぶり来日
ローマ教皇フランシスコが23日、来日した。ローマ教皇の来日は38年ぶり2回目。被爆地の長崎と広島を訪問して核兵器廃絶を訴えたほか、天皇陛下と会見し、安倍首相と会談した。
(文中の肩書・年齢は当時)