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安倍首相は「与党で非改選を合わせて過半数」(123議席)を勝敗ラインに据えた。自民、公明両党の非改選議席は計70なので、目標達成には今回の改選で計53議席が必要となる。
ただ、公明党が前回2016年参院選の14議席とほぼ同じ結果を残せば、自民党は40議席程度で済む。自民党は前回選挙で56議席(追加公認含む)を獲得しており、「40議席程度の目標では低すぎる」(若手)との声がある。自民党の二階幹事長らは「与党で改選過半数」を掲げる。この場合は自公で63議席が必要だ。
与党と日本維新の会など憲法改正に前向きな勢力で参院総定数の「3分の2」(164議席)に達するかどうかも焦点となる。改憲勢力の非改選議席は無所属の藤末健三、渡辺喜美、大野元裕3氏を含め計79。今回の参院選で「3分の2」を超えるには、85議席が必要となる。