【コロナ対策情報付き】鳥羽水族館の楽しみ方完全ガイド!日本で唯一のジュゴンに会いに行こう

東京ウォーカー(全国版)

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鳥羽水族館の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

鳥羽水族館ってどんなところ?飼育種類が日本一!

約1200種もの生き物を飼育する水族館で、なかでも日本で唯一飼育されているジュゴンは見どころのひとつ。ほかにもアシカやセイウチとのふれあいタイム、ペンギン散歩といったショーも人気だ。

アフリカマナティーなどを展示する「ジャングルワールド」やラッコやイロワケイルカを展示する「極地の海」をはじめ、生き物の種類や棲息環境に合わせた12のゾーンに分けられているが、観覧順序は特に定められていない。各ゾーンは自由通路でつながっているため、回る順番にとらわれずに興味のある生き物をじっくり観察できるのも鳥羽水族館ならではだ。全長約240メートル、通路全長約1.5キロと室内型としては国内でも最大級の規模を誇る水族館の見どころや楽しみ方を詳しく紹介していく。

【アクセス】JR近鉄鳥羽駅から徒歩約10分と好アクセス!

JR近鉄鳥羽駅から歩いて約10分、車の場合は、伊勢自動車道伊勢ICから伊勢二見鳥羽ラインを経由して約15分。

入館料は、大人(高校生以上)2500円、小・中学生1300円、幼児(3歳以上)600円。同伴者の入館料割引きや、直営店での割引きなどの特典を受けられる年間パスポートは大人(高校生以上)6500円、小・中学生3500円、幼児(3歳以上)1500円。ほかにも、近鉄電車往復乗車券とセットでお得なクーポン(乗車駅により料金が異なる)や、近隣の観光スポット「ミキモト真珠島」との共通チケットも販売中。詳細はHPをチェックしてみよう!

【見どころ1】国内で唯一!人魚伝説のモデル“ジュゴン”に出合える

生体数減少により国際保護動物に指定されているジュゴン

ジュゴンは、イルカやアザラシ、そして人間と同じ哺乳動物の仲間で、昔から人魚伝説のモデルとして親しまれている。かつては大西洋を除く熱帯、亜熱帯の海に広く棲息し、沖縄付近にもかなりの数がいたが、今では日本近海などでその姿を見ることはほとんどないとされている希少な生物だ。

ジュゴン飼育の試みは、1955年にサンフランシスコの「スタインハルト水族館」が、パラオ諸島で捕獲されたジュゴンを飼育したのが最初。世界で30例以上の飼育記録があるが、いずれも短期間の飼育に終わっている。性質はおとなしいジュゴンだが、とても神経質で音や光に敏感なため、飼育は非常に難しいとか。

鳥羽水族館では1977年から、ジュゴンの飼育研究を開始。1987年にはフィリピンのアキノ大統領(当時)から日比友好の印としてメスの「セレナ」が譲渡された。

エサを食べるセレナ。海草のアマモを1日に20~30キロも食べる

ジュゴンを見ることができる「人魚の海」ゾーンには、草食であるジュゴンのエサ「シーグラス(海草)」を生態展示していて、セレナの故郷フィリピンにあるジュゴンの餌場を再現した幅4メートルのシーグラス水槽を設置。本来のジュゴンのエサである海草6種類約700株を、現地の海に棲息する生き物とともに展示しているのも、このゾーンの特徴だ。

【見どころ2】トドやアザラシを間近で観察!人気のアシカショーも必見

チリの海岸を再現したプールでは、のびのび生活するアシカやアザラシを見られる

アシカやアザラシなどを展示する「海獣の王国」ゾーンは、鰭脚類(ききゃくるい)が多く棲息するチリの海岸を再現。幅16メートル・奥行13.5メートルの大型プールが本物そっくりの岩で覆われている。

2018年7月に全面リニューアルを果たし、世界初となる水上透明チューブを新たに設置。このチューブの中は歩けるようになっていて、足元でアザラシたちが泳ぐ姿を見ることができる。エサの時間には体重700キロを超える巨大なトドが、迫力あるダイビングを披露することも。アシカの仲間たちが自由に縄張りを作ったり、互いにたわむれて遊ぶ様子をじっくり観察してみよう。

アシカショーの様子。ショーは約15分程度開催される

1階からは水中を優雅に泳ぐシーンも見ることができる

館内のパフォーマンススタジアムで開催されるアシカショーも人気。開催時間は10時~、11時30分〜、13時~、15時30分~。アシカたちが繰り広げる多彩な芸は一見の価値あり。※ショー開催については新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場制限を行う場合や中止の可能性あり。事前に要確認。

【見どころ3】古代の海へタイムスリップ!

【写真】最大級の古代魚「アリゲーターガー」は体長約3メートル

“生きている化石”と呼ばれる、原始的な姿をとどめた生き物を展示しているのが「古代の海」。約5億年も昔の古生代から中生代にかけて繁栄した頭足類(イカやタコの仲間)の子孫であるオウムガイや、約4億年前に誕生してからその姿をほとんど変えずに現代まで生きてきたサメ、淡水の古代魚ガーパイクの中でも最大級のアリゲーターガーが展示されている。

1989年に撮影に成功したシーラカンスの様子を映像展示

1989年、鳥羽水族館は謎の古代魚シーラカンスの生態を解明するために、アフリカのコモロ政府と共同で調査を実施。その際、飼育には至らなかったものの、日本では初めて海底でのシーラカンスの生態をビデオに収めた貴重な映像も公開されている。シーラカンスが実は深海魚ではなかったことなど、興味深い解説もチェックして!

【見どころ4】ジャングルで暮らす生き物たちも!

アフリカのジャングルの川に棲息するアフリカマナティーにも出合える

熱帯雨林気候のジャングルや大河に住む生物たちの暮らしを再現した「ジャングルワールド」では、アフリカのジャングルの川に棲息するアフリカマナティーや、丈夫なアゴと鋭い歯を持つ”アマゾンの人食い魚”として知られているピラニアなどを展示。

水かきのついた前足を持ち、水辺に生息するスナドリネコ

両生・爬虫類をはじめとした、水辺に暮らす生き物たちのゾーン「奇跡の森」では、水かきのついた前足を使い水辺で器用に魚を捕まえることから“フィッシングキャット”と呼ばれているスナドリネコや、カメ、イグアナ、ミシシッピーワニに出合える。

ほかにも、幻想的なサンゴ礁の世界が広がる「コーラルリーフ・ダイビング」ゾーンなどがあり、一日中いても飽きないほどの種類の生き物がそろっている。

【グルメ】海の世界を楽しみながら食事を楽しめるレストランへ

「花さんご」の店内。全42席あり、子供用メニューもある

花さんごで味わえる、人気ラッコのメイをイメージした「甘口カレーライス」(税込1280円)

館内にあるレストランは2カ所。サンゴ礁の海を再現した大水槽の向かい側にある、落ち着いた雰囲気のレストラン「花さんご」では、生き物を模したメニューやボリュームたっぷりのプレートランチが人気。

眺望が自慢の「ベイサイド」。人気メニューは地元の名物「伊勢うどん」(税込680円)

もうひとつのレストラン「ベイサイド」は眼下に広がる鳥羽湾の風景を眺めながら過ごすことができる。セルフ形式になっていて、うどんやカレー、オムライスなどのほか、スイーツなども充実。各レストランの営業時間は時期によりことなるのでHPで確認を。
※レストランは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、座席数を減らして営業する場合あり。

【ショッピング】伊勢志摩の名産品もラインナップ

お土産がそろうショップは2カ所。中央出入口近くの「メインショップ」では伊勢志摩のお菓子や名産品を幅広くラインナップ。「人魚の海」の脇にある「プラザショップ」ではオリジナルグッズをはじめ、ぬいぐるみやキーホルダーなど、キュートなアイテムを取り扱う。また、繁忙期限定で館外に「サテライトショップ」がオープンすることも。人気のぬいぐるみなども購入できるので、館内ショップが混雑している際は、こちらも利用してみて。

【おすすめ】施設担当者に聞く!鳥羽水族館の魅力・楽しみ方

「鳥羽水族館は飼育種類数が日本一で約1200種もの生き物たちと出合えます! また鑑賞順序がないので、気になるゾーンや好きな生き物からじっくり観察してください」
鳥羽水族館の榊原麻友さん

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・マスクの着用および、入館前の体温測定・手の消毒をお願いしています。
・館内の混雑状況によって、入館制限をする場合があります。
・当面の間、ショーおよびバックヤードツアーを中止します(アシカショーを除く)。
・レストランは通常より座席数を減らして営業します。
・館内各所に消毒液を設置しています。
・ 職員による、館内設備(ドアノブ、手すり、ベンチ等)の消毒作業を定期的に実施しています。
・館内のドアや窓を開放し、外気を多く取り入れ、館内の換気機能を強化しています。
・ 売店で販売されるぬいぐるみや、セルフ形式のレストラン「ベイサイド」で提供する食器類は個包装にて提供しています。

取材・文=CRAING

<施設情報>
住所:三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
アクセス:【電車】JR・近畿日本鉄道鳥羽駅から徒歩10分 【車】伊勢自動車道伊勢ICから伊勢二見鳥羽ラインを経由して約15分
営業時間:9:00~17:00 最終入館16:00。夏季営業8:30~17:30 最終入館。(都合により営業時間を変更する場合あり)
定休日:年中無休
駐車場:500台 800円/1日1回
料金:入館料 大人2500円、小人(小・中学生)1300円、幼児(3歳以上)600円、シニア割引(65歳以上)2200円。年間パスポート 大人6500円、小・中学生3500円、幼児1500円。団体割引、障害者割引あり

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年5月時点の情報です。

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