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セバスチャン・スタン、若きドナルド・トランプ前大統領を描く新作映画に主演

セバスチャン・スタンが新作映画『The Apprentice』で若き日のドナルド・トランプ前大統領を演じる。
Photo: Joe McNally/Getty Images, Trae Patton/NBC/Getty Images

『アベンジャーズ』シリーズのバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタンが、新作映画『The Apprentice(原題)』で若き日のドナルド・トランプ前大統領を演じる。「デッドライン」によると、イラン出身のアリ・アッバシ監督がメガホンを取り、1970〜80年代のニューヨークを舞台に不動産業で財を成したトランプが、腐敗と欺瞞の世界でパワーと野望を追い求め、アメリカ支配層の起源をとらえた師弟関係を描く物語になるという。著名人が数多く登場し、勝者と敗者で表現されるカルチャーがモラルや人に与えた影響をつまびらかにするそうだ。

セクハラで訴えられたFOXニュースの創立者ロジャー・エイルズを描き、ゴールデン・グローブ賞候補となったドラマ「ザ・ラウデスト・ボイス-アメリカを分断した男-」の原作者ガブリエル・シャーマンが脚本を担当。サシャ・バロン・コーエンのモキュメンタリー『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(2020)で注目を集めたマリア・バカローヴァが最初の妻イヴァナ・トランプ、「メディア王 〜華麗なる一族〜」でエミー賞を獲得したジェレミー・ストロングがトランプの師匠でる悪名高い弁護士ロイ・コーンを演じる。

マリア・バカローヴァ

Photo: Vittorio Zunino Celotto/Getty Images

ジェレミー・ストロング

Photo: Stefania D'Alessandro/Getty Images

アッバシ監督は、娼婦ばかりを狙った連続殺人事件を追うクライムスリラー『聖地には蜘蛛が巣を張る』(2022)が、2022年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、主演のザーラ・アミール・エブラヒミが女優賞を獲得。また、同作が今年度のアカデミー賞外国語映画賞デンマーク代表に選出されるなど、注目を集めている。

Text: Tae Terai