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キャサリン妃、がんの治療中であることを公表

キャサリン妃が、がんの治療中であることを自ら明かした。
Photo: Chris Jackson/Getty Images

キャサリン皇太子妃が、がんと診断されたことを3月22日(以下、現地時間)にメッセージビデオで発表した。「この場をお借りして、私が手術から回復している間、たくさんの心温まる応援メッセージとご理解をいただき、個人的にお礼を申し上げたいと思います。私たち家族全員にとって、この数カ月は信じられないほど大変な日々でしたが、すばらしい医療チームに恵まれ、最適な治療を受けることができました。本当に感謝しています」とまず伝えてから、こう明かした。

「1月にロンドンで腹部の大手術を受けましたが、その時点では私の病状はがんではないと考えられていました。手術は成功しましたが、術後の検査でがんが見つかりました。そこで医療チームから予防的な化学療法を受けるべきだとアドバイスされ、私は現在その治療の初期段階にいます」

「もちろん大きなショックを受け、ウィリアムと私は幼い家族のために内密に対応できる限りのことをしてきました」と続け、「ご想像のとおり、これには時間がかかりました。治療を始めるために大手術から回復するのに時間を要しましたが、最も重要なことはジョージ、シャーロット、ルイに適切な方法ですべてを説明し、私が大丈夫だと安心させるのに時間がかかったことです」と3人の子どもたちを最優先させたことへの理解を求めた。「私が彼らに言ったように私は元気ですし、心も体も精神も治ることに集中することで、日々強くなっています」

そして「ウィリアムがそばにいてくれることも、大きな慰めと安心の源ですし、多くの皆さんから寄せられた愛、サポート、優しさもです。私たち2人にとって、とても大きな意味があります。私が治療を終えるまでの間、家族として、私たちには今、時間とプライバシーが必要であることをご理解いただければ幸いです」と話し、こう締めくくっている。

「公務はいつも大きな喜びをもたらしてくれました。可能な限り復帰できることを楽しみにしていますが、今は完治することに集中しなければいけません。今、私はがんに人生を左右されたすべての人々のことも考えています。どんな形であれ、この病気に直面している皆さん、どうか信念や希望を失わないでください。あなたはひとりではありません」

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イギリス王室は1月17日に出した声明で、キャサリン妃がこの前日に予定していた腹部の手術を受けたことを発表。10日から14日間入院したのち、自宅で療養を続け、公務復帰は4月のイースター以降を予定しているとし、病気の詳細については公にしたくないという妃の要望を伝えたうえで、「特別な進展がない限り、新たな発表を行うことはない」と明言していた。実際、キャサリン妃は入院から13日後の1月29日に退院している。その後は「親切ですばらしい看護師2人」の助けを借りて、ウィンザー城の自宅で療養を続けており、2月の子どもたちの学校の長期休みにはノーフォークにある一家の別宅アンマーハウスにも滞在していた。

一方で、公務から離れていたウィリアム皇太子は2月上旬に復帰したが、2月27日にギリシャ王国最後の国王で、自身の代父でもあるコンスタンティノス2世の追悼式への出席を個人的な事情を理由にキャンセル。同日、王室関係者が「キャサリン妃は順調に回復しています」と明らかにしたものの、ネット上では妃の容態を懸念する声や陰謀論が駆け巡っていた。

Text: Hayley Maitland
From VOGUE.CO.UK