東京の空に虹色の雲 環水平アークが出現

2020年7月27日 06時00分

東京都内上空で観測された「環水平アーク」=26日午前10時25分、東京・東新橋から撮影

 雲が虹色に染まる「環水平かんすいへいアーク」が、梅雨の晴れ間の東京都内で26日観測された。通常はアーチを描く虹だが、白い雲を背景にして水平に寝たような姿を見せた。
 太陽に対してかなり低い空にしか現れないため、太陽が高い夏の季節に特徴的な現象。さまざまな色の光が一緒になって白く見える太陽光が、薄い雲に含まれる氷の粒で屈折・分解するため、カラフルに見える。
 この日、都内は朝から雨模様だったが、虹色の雲は午前中の晴れ間に出現した。その後天気が崩れたが、午後4時ごろに再び日差しが回復。今度は東の空に大きな虹がかかった。(共同)

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