アメフト関学大 挑戦者の心で臨む甲子園ボウル 大村監督「うちがあんまり強くないので…」

[ 2023年12月3日 16:51 ]

全日本大学アメフト選手権準決勝   関学大49ー0九州大 ( 2023年12月3日    春日公園球技場 )

<九州大・関西学院大>第2Q、攻め上がる関学大QB鎌田(撮影・岡田 丈靖)
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 抽選で生き残った「11・26」から1週間。関学大が九州大を圧倒し、順当に甲子園ボウルの出場権を勝ち取った。

 ただ、大村和輝監督の表情は、まだ晴れない。「オフェンスは、課題が残ったままですね」。指摘したのは、相手ディフェンスが中央に人をかけた時の対応。「中がグチャグチャになると、こっちもバタバタしてしまう。うまくやるのか、そうならないようにするのか、また考えないといけない」。ランは、ドライブを推進させ、攻撃にリズムをキープレー。立て直しは必須課題だ。

 スターターを務めたQB鎌田陽大(4年)への評価も手厳しい。「鎌田? ダメでしたね。相手のカバーが自分の思っていたのと違うのになると、途端に(オフェンスが人で)詰まってしまう。もっと落ち着いてやらないといけない」。4年ぶりに学生に敗北を喫した関大戦では、QB星野秀太(2年)が早い時間帯で負傷退場。日本一を懸けた試合に本調子で臨めるか不透明な部分があり、背番号15の復調は欠かせない。「今年1年間、納得のいくゲームができていない。(甲子園が)ふがいない試合で終わったら、悔いが残る。2週間、徹底的にやりたい」

 前人未到の甲子園ボウル6連覇を懸けた決戦の相手は法大に決定。それでも、指揮官から威勢のいい言葉は出てこない。「うちがあんまり強くないので、謙虚にやります」――。

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