アメフト関大 「攻撃的」オフェンスで7TD快勝発進 14年ぶりの聖地へ、QB須田が導く

[ 2023年9月1日 21:43 ]

関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関大47ー10甲南大 ( 2023年9月1日    MKタクシーフィールドエキスポ )

<関西学生アメフト 関大・甲南大>第1Q、相手を振り切り走りる関大QB須田(右) (撮影・奥 調)
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 14年ぶりの聖地へ、関大が攻めた。スタンドに小さなどよめきが起きたのが第1Q4分23秒、RB小野原啓太(4年)のTDランで先制した直後。TDを奪ったチームに与えられるTFPで、いきなり2点コンバージョンを狙った。

 確実性の高いキックの1点でなく、2点にトライするのは、逆転が狙えたり、点差を考慮した終盤が多い。1度目は失敗に終わったものの、RB阪下航哉(3年)のTDランで追加点を奪った第1Q終了間際の2度目は、QB須田啓太(3年)のパスが決まり、2点を加えた。

 ライバル立命大を撃破し、2位に食い込んだ2022年シーズン。ビッグプレーで躍進を支えたWR溝口駿斗(3年)が米国でのプレーを目指し、チームを離れた。王者・関学大をとことん苦しめたホットラインの消滅は、大幅な戦力ダウンに違いない。

 ただ、関大らしい、アグレッシブなスタイルまで失われたわけではない。阪下、小野原らRB陣、WR横山智明主将(4年)が中心のレシーバー陣ら戦力は充実。何より過去2年間、あと一歩で頂点を逃してきた司令塔・須田が悔しさを力に変えるはずだ。

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