エイベックス 在校生8割“リストラ” 少数精鋭のエリート学校6月スタート スター候補育成

[ 2021年5月30日 05:30 ]

エイベックスアーティストアカデミー開校式に出席し受講生にエールを送る生見愛瑠(左)とSKY-HI(撮影・会津 智海)
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 大手エンタメ企業「エイベックス」が少数精鋭のエリート学校を6月からスタートする。01年から全国4都市で開校していたタレント育成スクール「エイベックス・アーティストアカデミー」の生徒の中で輝く原石を厳選。試験を実施して上位20%に当たる約1000人のそのままの在学を許可し、8割を“リストラ”。スター候補生に対し現役アーティストによる直接指導などの特訓を課していく。

 現在原宿にあるアカデミー東京校は6月1日に渋谷に移転する。「めるる」の愛称で人気急上昇中のモデル、生見愛瑠(19)らは29日、渋谷の新校舎で開催した開校式に出席した。

 小学4年の時から名古屋校に在籍した卒業生でもある生見は「ダンスや歌、演技に体づくりと毎日レッスン漬けでした」と振り返り、受講生にエールを送った。これまでのアカデミーは生見のほか、三代目 J SOUL BROTHERSの今市隆二(34)や小林直己(36)らを輩出した。

 誰でも希望すれば入学が可能だったが、今後は入試を突破した人材しか入学できない。新規募集の入学試験は7月に予定。応募は小学1年生から26歳までで、定員はない。受験生が合格レベルに達していなければ入学者がゼロの可能性もあるという。

 コースは3つに分かれ、ダンス&ボーカルやプロダンサーを目指す「ダンスアーティスト総合コース」、シンガー・ソングライターなどを目指す「クリエイターアーティスト総合コース」、役者を目指す「シアター総合コース」。エイベックス所属の男性ユニット「Da―iCE」のメンバーによる歌とダンスの指導や、国内最高峰のダンサーがそろう「MAJOR Dance Studio」の講師によるダンスレッスン、有名俳優による演技の講義などでプロを育成する。

 エイベックスは浜崎あゆみ(42)や倖田來未(38)、AAAらに続くスター発掘が急務。最高責任者の戸口真吾氏は「ゆくゆくはグローバルスターを輩出したい」と意欲を語った。

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2021年5月30日のニュース