国内最高峰の自動車レース、全日本スーパーフォーミュラ(SF)選手権に日本人女性として初参戦する野田樹潤(18)が15日、東京都内で記者会見し「ベストを尽くし、一つ一つのレースを楽しみながら成長していきたい」と意気込みを語った。「TMGグランプリ」の正ドライバーを務める。今季は3月9日に三重県鈴鹿サーキットで開幕する。
「Juju」のドライバー名で活動する野田の父は、元F1ドライバーの英樹さん。3歳からレーシングカートに乗り、9歳で本格的なレース活動をスタートさせた。女性限定の「Wシリーズ」に参戦するなど、欧州を中心に活動。18歳でのSFデビューは史上最年少で「日本のファンの前で走れるのは楽しみ」と声を弾ませた。
将来的には世界最高峰のF1シリーズ参戦を夢見る。「女性は通用しないという考えを払拭したい。自分がモータースポーツ界に一石を投じ、より注目してもらえたら」と意欲を示した。