元サッカー日本代表の福田正博氏(56)が3日、TBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)に出演。1日に行われた杭州アジア大会のサッカー男子準々決勝の日本ー北朝鮮戦で、日本のスタッフから水を奪い取り、拳を振り上げ威嚇した北朝鮮の選手に対してコメントした。
福田氏は問題の場面ついて、「僕はこんなシーンは見たことないですよ。なんでこういうことになるのか…。多分、トレーナーが入ってきて、基本的にサッカーの世界では敵味方関係なくですね、水が欲しいって言ったら水をあげるんですよ。だから逆に言うとですよ『水をくれる?』って北朝鮮の選手が言って、もらったら『ありがとう』っていうのが普通なんですよ。威嚇してもらうって意味がわからないですよ。本当はお礼を言わなきゃいけないのに」と苦言を呈した。
「コリア・レポート」編集長、辺真一(ピョン・ジンイル)氏(76)も「私もテレビ見ててね、『馬鹿がこいつ』ってつぶやいてしまいましたよ。もうスポーツマンシップにのっとってどころの話じゃないですね。人間性に問題がありますよ」と切り捨てた。
弁護士の八代英輝氏(59)は「大体、自分のチームのウォーターボーイのところに行ってもらえよって思いますけど。なんで当たり前みたいに何人も日本のチームに集まってきてんだよ。普通こういう状況になったら、他のチームは自分のベンチに行って水の提供を受けたりする。それが普通じゃないですか」とヒートアップしていた。
試合は日本が2-1で勝利し準決勝進出を決めたが、試合後も判定に不満を持った北朝鮮の選手が、審判に詰め寄るなど異様な光景が広がった。