東京五輪第5日・体操(27日、有明体操競技場)女子団体総合決勝で村上茉愛(日体ク)畠田瞳(セントラルスポーツ)平岩優奈(戸田スポーツク)杉原愛子(武庫川女大)の日本は4種目合計163・280点の5位で、1964年東京五輪3位以来のメダル獲得はならなかった。
ROCが169・528点で旧ソ連合同チームとして出場した1992年バルセロナ五輪以来7大会ぶりの金メダルを獲得し、男女制覇を果たした。3連覇を狙った米国は166・096点で2位に終わり、2016年リオデジャネイロ五輪4冠のバイルスは2種目目以降に予定した演技をとりやめた。英国が3位。
女子団体総合の杉原は2度目の五輪を笑顔で締めくくった。重圧や緊張を感じた予選は平均台で落下したが、決勝は「予選の8位から下がることはない」と心機一転。「自分らしく、楽しく思い切って演技できた」と伸びやかだった。
14・183点をマークした跳馬、13点台だった床運動と段違い平行棒の計3種目に出場し、いずれもチーム2番目の得点と貢献した。「3位まで1点もなかった。日本は本当に強くなってきた」と実感を口にした。