築地市場「最後の初競り」 最高値は3645万円! 10月に豊洲へ移転
更新 sty1801050008 10月に豊洲市場(東京都江東区)へ移転する築地市場(中央区)で5日早朝、今年最初の取引となる「初競り」が行われた。1935年の開場以来、80年以上の歴史を刻んできた築地での初競りは今回が最後。405キロの青森県大間産クロマグロが3645万円(1キロ当たり9万円)の最高値で競り落とされた。
1キロ当たりの最高値は16万円で、190キロの大間産が3040万円で落札された。
豊洲の開場日は当初、2016年11月7日の予定だったが、同年8月に就任した小池百合子都知事が移転延期を表明し、安全性への検討を続けてきた。都と市場業界の協議を経て、昨年12月20日にようやく開場日が10月11日と決定した。
築地は10月6日が最終営業日となり、跡地は20年東京五輪・パラリンピックで使用する車両基地として整備される。その後に再開発される予定で、現在、都の有識者会議が検討を進めている。