愛犬の茜が表紙を飾ったカレンダーを手にする森山修さん=雲南市大東町大東
愛犬の茜が表紙を飾ったカレンダーを手にする森山修さん=雲南市大東町大東
嫁ケ島をバックに愛らしい姿を振りまく柴犬の茜=松江市嫁島町
嫁ケ島をバックに愛らしい姿を振りまく柴犬の茜=松江市嫁島町
愛犬の茜が表紙を飾ったカレンダーを手にする森山修さん=雲南市大東町大東 嫁ケ島をバックに愛らしい姿を振りまく柴犬の茜=松江市嫁島町

 売れっこの柴犬が雲南市にいる。同市大東町下久野の介護職員森山修さん(64)の愛犬・茜(あかね)(11歳・雄)。愛くるしい表情やしぐさが人気で、多くの企業広告や商品パッケージに写真が採用された。新型コロナウイルス禍を吹き飛ばすような愛嬌(あいきょう)たっぷりの表情が、多くの人を癒やす。

 森山さんは、ブリーダーから生後55日ごろに茜を引き取り、県内外を連れ歩いては多くの写真を撮った。親族が、写真素材を投稿して企業などが使用権を買い取るサイト「ピクスタ」に茜の写真を投稿すると、デザイナーの目に留まり全国の柴犬を集めたカレンダー「しばと暮らせば♪」(三交社、1320円)の表紙や挿絵に使用されるなど、そのかわいらしさが日本中の注目を集めた。

 カレンダーでは21~23年の3年間にわたって登場。現在発売中の23年版は、舌を出してにこにこと笑う愛らしい姿が表紙に抜てきされた。

 3月の挿絵にも使われ、9月もとことこと背を向けて歩く姿が挿絵として載る。このほか、犬用ガムのパッケージや信用金庫のチラシ、ウェブサイト上でも度々姿を見せている。

 人懐っこく、好奇心旺盛で甘え上手という茜。地元でも「茜さんですか?」と尋ねられ、写真撮影を頼まれることがある人気者だ。

 今後、茜の写真だけを集めたカレンダーを作るのが目標という森山さんは「茜のかわいい笑顔を多くの人が見て、元気になってもらえたらうれしい」と話す。

 カレンダーは通販サイトのアマゾン、楽天などで購入できる。

(中島諒)