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福招く国東半島の鬼会面 県立美術館 六郷満山開山1300年記念 15点を展示

 国東半島の伝統行事「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」で使う鬼会面15点などを展示する六郷満山開山1300年記念特別展示「鬼会面-鬼と仏が福を招く」が大分市寿町の県立美術館で開かれている。無料。来年1月8日まで。

 修正鬼会は、新年の安泰を願う「修正会」と悪鬼を払う宮中行事「追儺(ついな)」が江戸時代初めごろに一緒になったとみられ、半島独自の行事として盛んに行われてきたという。鬼は先祖の化身といわれ、福をもたらす象徴とされる。半島の各寺院で開かれてきたが、現在は天念寺(豊後高田市)、岩戸寺(国東市)、成仏寺(同)に残っている。いずれも国の重要無形民俗文化財。

 展示されているのは、7寺1地区の鬼会面。霊仙寺(豊後高田市)の災払鬼面や成仏寺の鈴鬼女面、富貴寺(同)の追儺女面、国東市丸小野地区の荒鬼面など各寺や地区の特徴ある面が並ぶ。修正鬼会で僧侶が舞う際に持つ香水棒や参道に掲げるオオダイ(大たいまつ)も飾られている。

 県教委文化課は「国東半島では鬼会面が一堂に会する展示が開かれたが、大分市では珍しい企画。ユニークな鬼会面を見て、国東半島に足を伸ばしてほしい」としている。

 18年1月6日は、興導寺(国東市)の摩尼尊彦住職が「僧侶が語る六郷満山」と題して講演する(事前予約必要)。

=2017/12/23付 西日本新聞朝刊=

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