日大アメフト、2季ぶり公式戦で大勝
アメリカンフットボールの関東大学1部下位リーグ、BIG8の第1節、日大―青学大が7日、東京都調布市のAGFフィールドで行われ、日大が12TDを奪って89-0で大勝した。昨年春の悪質タックル問題によって昨秋のリーグ戦出場停止処分を受けており、この日が2季ぶりの公式戦。悪質タックルを犯したDL宮川は出場しなかった。
青学大は今季BIG8に昇格したばかりで、力の差は明らか。一昨年の大学日本一チームは第1クオーター(Q)からロングゲインを連発し、20-0とリード。第4Qには3本のインターセプトリターンTDを奪うなど、このQだけで45点をあげた。しかし、第2Qは短いパスを軸にした青学大の攻撃に受け身となり、TD1本にとどまった。橋詰監督は「この試合はたくさん点を取りたいなと思っていたので、そこは満足」とうなずく一方、「第2Qは休む必要はなかったのに」と苦笑い。
エースQB林大を後半までフィールドに置いたのも、試合がやれなかった鬱憤晴らしの狙いもあったか。その林大は「プレーできるうれしさ、楽しさ」を実感したそう。ただ「ランは個人技ばかりだし、パスも甘かった。さらに突き詰めていきたい」と反省の弁も。
今季は甲子園ボウルへの道はつながっておらず、来季に向けて上位リーグであるTOP8昇格が最低目標となる。贄田主将は「選手が自主的に考えるようになっている。ここから上げていきたい」とシーズンを見据えた。