女子床運動で16年リオデジャネイロ、21年東京とオリンピック(五輪)2大会出場の杉原愛子(23=武庫川女大)が2年振り2度目の優勝を果たした。

着地をまとめて、13・400点として復帰戦を飾った。出来栄えや美しさを示すEスコアは出場8人でただ1人8点台となる8・200点とした。

昨年6月に競技生活に一区切りをつけていたが、コーチ業、国内大会のリポーターを務める中で選手への意欲が再燃。今大会は映像審査を通過して出場資格を得て、前日10日の予選では12・966点の全体3位で決勝に進んでいた。

「(大学で)コーチもする中で選手として大会に出て、二刀流を実現できた」と声を弾ませ、「また個人総合に戻れるように、指導しながら自分の練習もやっていけたら」と今後の競技者参戦に意欲をみせた。