トヨタ自動車は27日、タイで新型ピックアップトラック「ハイラックスチャンプ」を発売したと発表した。これまでコンセプト車として「ジャパンモビリティショー2023」などで公開していた「IMV0(ゼロ)」の量産モデルとなる。荷台部分の各所にボルト穴を設けて多様な架装ニーズに対応する。価格は45万9千 バーツ (約195万円)から。

 新興国戦略車プロジェクト「IMV(イノベーティブインターナショナル・マルチパーパス・ヴィークル)」シリーズの一つで、「原点回帰」を開発テーマに多様な架装ニーズに対応する車体と車両価格の引き下げにこだわった。生産はタイトヨタのサムロン工場で行う。

 ボディーはロングとショートの2種のホイールベースを用意し、パワートレインは2㍑と2.7㍑のガソリンエンジン、2.4㍑のディーゼルエンジンの3種。同日にバンコクで行った発表会では11種類の架装モデルを紹介したが、ユーザーのより細かなカスタマイズに対応するため100以上の架装業者の情報を提供するという。