のと鉄道が全線再開

2024.04.13 05:00

のと鉄道が全線再開

高知新聞社

「のと鉄道」が全線で再開し、菜の花がさきほこる中、進む列車＝６日、石川県七尾市

　能登(のと)半島(はんとう)地震(じしん)で被災(ひさい)した石川(いしかわ)県(けん)の「のと鉄道(てつどう)」が６日(にち)、約(やく)３カ月(げつ)ぶりに全線(ぜんせん)で再開(さいかい)しました。能登(のと)へのアクセスが改善(かいぜん)され「復興(ふっこう)の道(みち)しるべになる」と喜(よろこ)びの声(こえ)が上(あ)がりました。一部(いちぶ)区間(くかん)は２月(がつ)に再開(さいかい)していましたが、能登中島(のとなかじま)（七尾(ななお)市(し)）―穴水(あなみず)（穴水(あなみず)町(まち)）間(かん)は運休(うんきゅう)が続(つづ)いていました。

--[[以降省略]]--

　穴水(あなみず)駅(えき)で出発(しゅっぱつ)式(しき)があり、のと鉄道(てつどう)の中田哲也社長(しゃちょう)は「私(わたし)たちの絆(きずな)の強(つよ)さや未来(みらい)への希望(きぼう)の象徴(しょうちょう)となる」とあいさつ。地元(じもと)住民(じゅうみん)らが手(て)をふって一番(いちばん)列車(れっしゃ)を見送(みおく)りました。乗車(じょうしゃ)した珠洲(すず)市(し)の会社員(かいしゃいん)小沼拓未さんは「大変(たいへん)明(あか)るいニュース」と期待(きたい)していました。

　のと鉄道(てつどう)は七尾(ななお)（七尾(ななお)市(し)）―穴水(あなみず)間(かん)の３３．１キロを運行(うんこう)しています。地震(じしん)では線路(せんろ)やホームがこわれるといった被害(ひがい)がありました。今回(こんかい)の開通(かいつう)区間(くかん)は速度(そくど)を落(お)として走(はし)り、当面(とうめん)は地震(じしん)前(まえ)に比(くら)べて本数(ほんすう)の少(すく)ない１日(にち)１４往復(おうふく)の臨時(りんじ)ダイヤになります。

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

今すぐ登録する

ログイン

特集読もっかニュース