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輝く航跡 神奈川スポーツ賞(1)
慶応高野球部 107年ぶり夏の頂点、聖地甲子園でも「エンジョイ」

高校野球 | 神奈川新聞 | 2023年10月30日(月) 11:00

 第72回神奈川スポーツ賞、オリンピック賞(県、神奈川新聞社主催)に輝いた2人2団体の横顔と活躍を紹介する。

 慶応高野球部 「エンジョイ・ベースボール」を掲げる伝統校。慶応普通部(東京)時代の1916年に全国優勝を果たしており、今夏の全国高校野球選手権記念大会で史上最長ブランクとなる107年ぶり2度目の優勝を飾った。

今夏の全国高校野球選手権記念大会で107年ぶりに優勝し、歓喜の輪をつくる慶応高のナイン=8月23日、甲子園球場(立石 祐志写す)

 「漫画のようなシナリオ」と慶応の主将大村は今夏の全国高校野球選手権記念大会決勝を言い表した。今春の選抜大会で延長タイブレークの末にサヨナラ負けを喫した仙台育英(宮城)との再戦。幕開けもドラマチックだった。

 1番丸田が105回を数える長い歴史で初となる決勝での先頭打者弾。甲子園球場の左半分の観客席が波打つような応援にも後押しされ、五回には一挙5得点と選抜大会で抑え込まれた仙台育英の投手陣を攻略した。

思考力も大きな武器

 
 

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