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政界の断面
地方行脚続く菅前首相の動向注目 自公関係修復にも期待

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2023年6月5日(月) 18:00

菅義偉氏(資料写真)

 東京都での自民、公明の与党選挙協力が破綻したことを受け、菅義偉前首相(衆院2区)の動向に注目が集まっている。岸田文雄首相が公明とのパイプを欠き他の46道府県への波及も懸念されるためだ。当の菅氏は週末に地方行脚を重ね、閉会後の政局をにらんで力を蓄えているようだ。

 5月27日、菅氏の姿は故郷の秋田県湯沢市のJR湯沢駅前にあった。自身の胸像の除幕式に出席するためだ。建立には地元住民らの寄付が充てられたが、複数の同市議による寄付が公職選挙法に違反する疑いがあるとして、返金する騒動もあった。昨秋には完成予定だったが、安倍晋三元首相の国葬などに配慮してこれまで延期されていた。

 関係者によると、胸像のサイズは5割増。「ふるさと納税は私が秋田出身だから実現できた」などとあいさつした菅氏は、胸像を見上げて「本当の俺よりでけえな」と笑顔を見せたという。

 秋田では洋上風力発電施設を視察。これに先立つ2月には北海道の上士幌町でふるさと納税活用事業、3月には沖縄県でモノレールの新車両を視察した。4月には統一地方選と国政補選の応援で山口県などを回り、補選投開票日の翌24日には熊本県で市房ダムなどを訪問。5月は自民福島県連の会合と兵庫県丹波篠山市で開かれた古民家再生シンポジウムで講演している。

 31日からは日韓議員連盟会長として訪韓し尹錫悦(ユンソンニョル)大統領と会談。政府や企業関係者らによると、7月にはインド訪問も検討されている。菅氏は経済・文化的交流の親善団体「日印協会」の会長。訪印にあたってはモディ首相と会談を行う方向で調整中という。

岸田首相「いろいろよろしく」

 
 

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