プロジェクト体制図の作り方

プロジェクト体制図のフォーマットは決まっています。新システム導入先の部署のメンバーを中心にそれぞれの階層にメンバーをアサインしていきます。


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会社やプロジェクトの規模が大きな場合は、プロジェクトの階層を深くするなど調整してください(各チームにサブリーダーを配置するなど)。
 
 

役割分担表の作り方

役割分担表は、上記の体制図を表形式で説明を記載したものとなります。


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プロジェクト体制図と役割分担表は、基本的にセットで用います。

 
 

「攻めの情シス」はPMOにこだわる

ここで問われるのが、情シスの立ち位置です。

情シスがインフラや現行システム連携を担当するのは当たり前。自社システムの専門部署だからです。

しかし、情シスがその役割だけに留まっていてよいのでしょうか?

実は、情シスの強みが最も活きるのがPMOのポジションです。なぜなら、情シスは「IT技術」と「自社業務」をバランスよく備えているからです。ベンダーよりも自社業務に詳しく、ユーザー部門よりもIT技術に長けている。そのため、次のような強みが打ち出せます。

・「自社業務」と「システム」の橋渡しができる
・「ユーザー部門」と「ITベンダー」の橋渡しができる

間接部門として、客観的にプロジェクトを俯瞰できるからこそ、プロジェクト管理を行うPMOは適任です。それは、経営層にも頼られる存在となります。

プロジェクトにおいては「ノウハウ」と「経験」が活きます。PMOとして、情シスが毎回プロジェクトを経験することで、情シスにノウハウが溜まっていきます。

すると、次のプロジェクトでも情シスがノウハウを持ち込み、さらにそのノウハウを洗練させることができます。それは、プロジェクトの成功確率を高めていく好循環が生まれる、ということです。

ユーザー部門は、毎回変わるため、毎回プロジェクトを経験することはできず、不慣れです。だからこそ、PMOメンバーを情シスで固定することで、プロジェクトを安定運営していけるのです。

 
 

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※ 弊社で公開しているサンプルについては、基本的に画像のみの提供とさせていただいております。ファイルデータのダウンロードを可能とすると、内容の吟味をせずにそのまま流用し、トラブルに発展する可能性があるためです。画像データから文字起こしを行う過程で、それぞれのプロジェクトの状況に合わせてアレンジしていただければ幸いです。