スザンヌ・ヴェガ NYをテーマにした最新ライヴレコーディングアルバム　亡き友ルー・リードの「Walk on the Wild Side」カヴァーも収録

2020年09月11日 (金)　17:15

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スザンヌ・ヴェガ最新作はニューヨークをテーマにした2019年カフェ・カーライルでのライヴレコーディング

多くのリスナーに衝撃を与えた「Luka」「Tom's Diner」などのヒットでおなじみ、80年代から活躍する女性シンガーソングライター/ギタリスト、スザンヌ・ヴェガ。ニューヨークをテーマに、2019年同市カフェ・カーライルで行なったライヴを収録した最新アルバム『An Evening of New York Songs and Stories』をリリースした。

前述2曲のヒットのほか、「Frank and Ava」「Ludlow Street」といった”コア”な楽曲も含まれる。さらに、リードシングルとして2月に配信されたルー・リードのカヴァー「Walk on the Wild Side」、米女流作家カーソン・マッカラーズにインスパイアされた2016年のアルバム『Lover Beloved: Songs From An Evening With Carson』所収の「New York Is My Destination」など、ニューヨークにゆかりのあるレパートリーもピックアップしている。

ちなみにスザンヌは、2011年にカーソンの生涯をテーマとしたオフブロードウェイ舞台『Carson McCullers Talks About Love』で、カーソン役を演じていた。

かつてデヴィッド・ボウイのバックバンドにも在籍し、スザンヌとも長年活動を共にするゲリー・レオナルドがプロデュースおよびギターで、また旧知のジェフ・アレン (b)、ジェイミー・エドワーズ (key)もバックに参加している。グラミーウィナーのケヴィン・キレンがミックスを担当。マスタリングは同じくグラミーウィナーの名匠ボブ・ラドウィックが手掛けている。

スザンヌはアルバムについて次のようにコメントしている。「このアルバムがレコーディングされたニューヨークのカフェ・カーライルで演奏するのは、いつも楽しい。アーサ・キットやジュディ・コリンズといったレジェンドまでをもホストする小さなクラブで、ジャッキー・ケネディとオードリー・ヘップバーンが出会った場所としても知られている。自由で古風、そしてグラマラスなところが気に入っているの」。

「ここでニューヨークをテーマとしたショーをやると楽しいんじゃないかと思ったの。ニューヨークという街にインスパイアされたり、ニューヨークが背景となった曲をセットに入れた。私の友人でもある亡きルー・リードの曲、『Walk on the Wild Side』も入れたわ。彼自身が歌うのをめったに聴いたことがない曲をね」。

収録曲

01． Marlene On The Wall

02． Luka

03． 'So how many people are here from out of town?'

04． New York Is A Woman

05． 'This next song takes place on 59th street...'

06． Frank and Eva

07． 'So I myself came to New York City when I was 2 ½ years old'

08． Gypsy

09． Freeze Tag

10． Pornographer's Dream

11． 'This next song is called New York Is My Destination'