磐梯山[ばんだいさん] Bandaisan【常時観測火山】


北緯37°36′04″ 東経140°04′20″ 標高1,816m (磐梯山)(三角点・磐梯)
磐梯山地図
磐梯山写真

磐梯山全景 西方向から 1984年9月21日 アジア航測撮影



概要

 磐梯山は、福島県猪苗代湖の北に位置する底径7~10km、比高約1kmの安山岩質の成層火山。 赤埴山(あかはにやま)、大磐梯、櫛ヶ峰などが沼ノ平火口を取り囲んで、円錐形火山体が形成されているが、過去に山体崩壊が何度か繰り返されて現在の山容となった。 1888年の水蒸気噴火にともなう山体崩壊と岩屑なだれは著名であるが、この他にも南西方の翁島や頭無しなどの岩屑なだれ堆積物があり、それらに対応する崩壊壁が山体に認められる。 構成岩石のSiO2量は56.5~64.4 wt.% である。
 磐梯山の活動は、休止期をはさんで新旧2つに大きく分けられる。 古期の活動では主に赤埴山や櫛ヶ峰が形成され、新期の活動では大磐梯山や1888年噴火で消滅した小磐梯山が形成された。 新期の活動では南麓に翁島岩屑なだれと軽石流を堆積させた。 崩壊跡地の馬蹄形カルデラ内には、その後に再び山体が形成された。 おもなマグマ噴火は数万年前には停止して、その後は水蒸気噴火の活動へと移行した。
 有史以降の噴火はすべて水蒸気噴火である。詳しい記録が残されているのは1888年噴火だけである。 1888年噴火で形成されたカルデラ壁や山頂沼ノ平火口には微弱な噴気孔が点在する。 カルデラ壁の崩壊による山崩れも1936年や1954年などに起こった。
 別名、会津富士。



噴火活動史

 各火山について、地質学的な研究によってわかっている過去1万年の火山活動史を記載 した。また、過去1万年間の噴火活動と有史以降の火山活動とに分けて記載した。


「概要」、「過去1万年間の噴火活動」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版)(気象庁編,2013)及び最近の観測成果による。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付加している。詳しくはこちらを参照のこと。



火山観測

気象庁では、地震計、傾斜計、空振計、GNSS、監視カメラを設置し、関係機関の協力の下、磐梯山の火山活動の監視・観測を行っています。



噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報




火山活動解説資料



火山防災協議会など



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