9月18日(現地時間)、アメリカのフロリダ州パーム・ビーチ・ガーデンズにある消防署「Palm Beach Gardens Fire and Rescue」で、1963年の設立以来、57年間の歴史上初めて、女性の消防士だけでシフトをこなしたことが話題に。世界中の女性たちをエンパワーメントした彼女たちの姿に注目!
29歳から53歳まで、幅広い年齢の5人の女性消防士たち。20年近く、消防士の経験を持つ隊長補佐のクリスティーナ・クラコフスキさんはその日についてコメント。
「私たちはバリアを壊しているんです」
クリスティーナさんは21歳になる娘と、12歳の息子を持つシングルマザー。娘の存在が、過酷なキャリアを追求するモチベーションになったという。
「ママには共感してもらえると思うんですが、子どもって本当によくサポートしてくれるんです」
「子どもたちがあなたの1番のファンなんです」
この日は、「すべての人に平等」を徹底していた裁判官のルース・ベイダー・ギンズバーグが亡くなった日でもあったことから、5人にとって、より特別な日になったそう。
アメリカでは国内で女性の消防士は4%しかいないのに対して、この消防署の割合は11%。さらにそのうち、58%の女性消防士は隊長補佐以上のポジションなんだそう。男性は力づくでやろうとすることが多く、怪我が多いのに対して、女性はテクニックを使うのが上手いんだとか。
この消防署では、シフト中は消火や救急、救助などを行い、24時間のシフトで働いた後、48時間のオフをリピートするスケジュール。署によると、次いつ女性だけのシフトがあるかはわからないものの、女性従業員の人数からいって、可能性は今後もあるという。
これからも伝統的には男性の仕事だと思われているものでも、果敢にチャレンジしてほしいと話すクリスティーナさん。
「私たちはなんでもできます、どんなことでも。それを他の人に止めさせないで」
伝統に囚われず、パワフルに活躍する女性たちに私たちも勇気付けられる!