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『Eye Love You』 立川志らく、「亡くなる前の談志と同じ」落語家が”言葉が話せない”父親の役を引き受けた理由明かす

2024年3月27日 19時48分

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 落語家立川志らくが27日、X(旧ツイッター)を更新。26日に最終回が放送されたTBS系火曜ドラマ『Eye Love You』で、自ら演じた寝たきりで話すこともできない役柄に、亡くなる間際の師・立川談志に重ねていたエピソードを披露した。

立川志らく


 ドラマは、目を見つめると相手の心の声が聞こえる能力を持つ本宮侑里(二階堂ふみ)と、年下の韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)とのラブストーリー。志らくは侑里の父親で、事故で言葉が話せなくなった本宮誠を演じた。
 志らくは、今回の投稿をドラマの「顛末(てんまつ)記」その1と題し、「出演が決まってからクランクイン、そしてクランクアップ、打ち上げまでのエピソードを徒然なるままに書きます」と紹介。出演理由について「昨年還暦を迎えた私の新たな挑戦がドラマ出演であった」と記し、寝たきりで話せないという「喋りを生業とする落語家にくるような役ではない」役については「ちゅうちょなく引き受けた」「自分がやるべき役だと判断した」とつづると、その理由を「亡くなる前の談志が同じような状態だったから」と明かした。
 談志師匠が亡くなる1カ月前に見舞いに行くと、ガンのために声帯を摘出して話すことができなかったという。帰り際に何か言いたそうな談志師匠の「心の声が聞こえた」といい、「帰り際に談志がなにか言いたそうだった」ので、「『電気消せ、ですか?』と聞くと談志は大きくうなずいた」と振り返った。「それが最期の言葉。最後までやはり師弟であった」と記した。
 フォロワーからは「落語家さんである志らくさんの、セリフがない演技。すてきでした」「こんなに温かい師弟愛が込められていたとは」「泣ける話」「いきさつが聞けて、一層おもいが深くなりました」などの声が寄せられた。

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