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【オリックス】吉田正尚、背番号「7」に変更 “先輩”糸井には「もちろん連絡しました」

2021年12月22日 14時41分

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背番号が「34」から「7」に変更されるオリックスの吉田正

背番号が「34」から「7」に変更されるオリックスの吉田正

 オリックスは22日、2年連続で首位打者に輝いた吉田正尚外野手(28)の背番号「34」を来季から「7」に変更すると発表した。
 「球団は歴史として7番を大事にされていたと思います。糸井(嘉男)選手でもありましたし。もちろん連絡しました。(糸井がオリックスに)戻ろうとしているかもしれませんが、先につけさせてもらいます、と」
 吉田正はジョークを織り交ぜて、笑顔で背番号の変更について語った。糸井嘉男外野手は日本ハムからオリックスへ移籍したときに「7」をつけて、阪神へFA移籍後は空き番となっていた。
 長女が7月7日生まれで、自身も7月15日生まれ。「7」という数字には縁が深いことも変更を決意させた。妻に話したところ「あっそうなんや、とビックリしてました」と言う。
 青山学院大からドラフト1位で入団した際はあこがれのメジャーリーガーで2015年の本塁打王、ブライス・ハーパー(現フィリーズ)と同じ背番号「34」を希望した。1桁台の背番号では。通算2055安打の加藤英司もつけた「9」が空いていたが、「本当に愛着ある番号」と話す「34」と決別して、球団の“レジェンド背番号”を背負うことになる。
 阪急時代に「7」は「世界の盗塁王」と呼ばれた福本豊外野手の代名詞だったが、阪急からオリックスに球団譲渡されて以降、永久欠番とされることはなかった。
 福本はNPB記録のシーズン106盗塁、通算1065盗塁、盗塁王13度を誇る一方、1番打者としてシーズン7度の打率3割を記録するなど通算2543安打を放ち、通算打率は2割9分1厘、プロ野球最多の先頭打者本塁打43本を記録するなど通算208本塁打。まさに3拍子そろった名選手だ。
 「背番号が変わったからといって、変わったことができるわけではない。今年はけがもあった。自分自身を見つめ直して球団の期待に応えたい」と吉田正は決意を新たにした。

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