林修さん、ネットの「年収890万~920万ないと社会のお荷物」投稿に対し法的措置へ。「悪質で、攻撃的な切り抜き」と怒り

    予備校講師でタレントの林修さんが2年ぶりにブログを更新。SNSで自身の発言を切り抜き、虚偽事実として投稿されることや悪質な誹謗中傷について、所属事務所と相談の上、名誉毀損として警察や弁護士の先生にも相談し、訴訟準備をしていることを報告しました。

    予備校講師でタレントの林修さんが2年ぶりにブログを更新

    ことの発端は、2019年放送の『林先生が驚く初耳学!』(MBS/TBS系、現・日曜日の初耳学)の番組内企画として行われた「高学歴ニート」と言われる人たちに対しての「講義」での発言だった。

    放送終了から数日後、状況が一変

    ところが、番組放送から数日後、こうした文脈を一切カットし、まるで林さんが上記のような発言をした、差別的な人間であるかのような画像がネットに出回り始めたといいます。

    林さんは当時、「時が過ぎれば、忘れられるだろう」としばらく様子を見ることにしたそうです。

    しかし、やがて画像はSNSにも投稿されるようになり、放送から4年たった今でも、この画像をもとに誹謗や中傷を繰り返す人がいるとのこと。それどころか、最近ではもともとあったテロップを削除するなど、さらに悪質な編集がなされた画像まで拡散されるようになったそうです。

    問題となっているツイートはこちら

    問題となっているツイートの一つ

    名誉毀損として警察に相談、訴訟準備を進める

    林さんは「繰り返しますが、『年収890万~920万ないと社会のお荷物』という見解は私の見解ではありません」とあらためて、拡散されている画像の内容について否定。

    また「ここまでエスカレートすると、さすがに何らかの措置を講じる必要がある」とし、名誉毀損として警察に何度も相談していること、さらには弁護士にも相談しつつ、訴訟の準備も進めていることを明らかにしました。

    「SNSは便利、でも使い方を誤れば鋭利な凶器に」

    「私のように、多少は知られている人間が行動を起こすことによって、軽い気持ちで人を傷つけるようなことが少しでも減れば、という思いもあって今回の決断に至りました」と林さん。

    さらに「確かにSNSは便利です。しかし、使い方を誤れば鋭利な凶器にもなることを再認識していただきたく、今回のご報告となりました」とつづり、投稿を締めくくっています。