アメリカ空軍が保有する戦闘機

F−22ラプター

太平洋上を飛ぶF-22ラプター。2012年3月27日。

US Air Force Photo

アメリカ空軍は、あらゆる任務に対応するために多様な航空機を保有している。だが最も特徴的なのは戦闘機、様々なミッションに対応する。

F-15が登場したのは、1970年代はじめ。最新鋭の(技術的なトラブルもあるが)F-35はここ数年で運用を開始した。その間、アメリカ空軍の戦闘機は世界中の空で、新たな課題に対応してきた。

アメリカ空軍が運用している戦闘機を見てみよう。

F-15 イーグル

AIM-7スパロー中距離空対空ミサイルを発射するF-15イーグル。

AIM-7スパロー中距離空対空ミサイルを発射するF-15イーグル。

US Air Force/Master Sgt. Michael Ammons

F-15は、高い機動性を誇る全天候制空戦闘機。1970年代半ばに運用を開始して以来、数十年に渡って主力戦闘機として活躍している。

ポートランド空軍基地を離陸するF-15イーグル。

ポートランド空軍基地を離陸するF-15イーグル。

US Air Force/Senior Airman John Hughel

F-15の卓越した操縦性と加速性能は、高い推力重量比と低い翼面荷重によるもの。高速での急旋回が可能。

ヘッドアップディスプレイ(HUD)を採用、必要な飛行情報をスクリーンに投影する。攻撃時にもコックピットの計器類に視線を落とす必要はない。

F-15E ストライクイーグル

F-15E ストライクイーグル

アフガニスタン上空を飛ぶF-15E。ここでの主要任務は、地上部隊の近接支援。

(US Air Force/Staff Sgt. Aaron Allmon)

F-15E ストライクイーグルは、1980年代末に導入されたF-15の複座の派生型。空対空、空対地のミッションをこなす戦闘爆撃機。

アビオニクスなど電子機器類の大幅な更新で、夜間、低高度、全天候でのミッションが可能。

爆弾を投下するF-15E。

爆弾を投下するF-15E。

US Air Force/Master Sgt. Lance Cheung

「F-15Eの最も重要な追加点は、リア・コクピット、つまり兵装システム士官」とアメリカ空軍は記した

「兵装システム士官は4つのディスプレイを使って、レーダー、電子機器や赤外線センサー、敵機や敵ミサイル、ターゲット、飛行に必要なマップなどの情報を映し出す」

F-16 ファイティングファルコン

F-16ファイティングファルコン

F-16ファイティングファルコン。2015年4月8日。

US Air Force photo

F-16 ファイティングファルコンは、軽量マルチロール戦闘機。1970年代末に運用が開始された。全天候での作戦能力、優れた操作性と航続距離を誇る。

1000機以上が運用され、空対空、空対地、電子戦など数々の任務をこなす。

サンタの帽子を被ったパイロット。イラク上空を飛ぶF-16。2016年12月25日。

サンタの帽子を被ったパイロット。イラク上空を飛ぶF-16。2016年12月25日。

US Defense Department

「アメリカと同盟国に、比較的ローコストで高いパフォーマンスを提供する」とアメリカ空軍は記した

F-22 ラプター

アラスカ上空を飛ぶF-22 ラプター。

アラスカ上空を飛ぶF-22 ラプター。2013年1月5日。

US Air Force

2005年末に運用開始。アメリカ空軍初の第5世代戦闘機。優れたステルス性能を持つ。

F-22 ラプター

Todd Miller

「F-22は、迅速、かつ遠距離から制空権を確保するよう設計されている。空軍、陸軍、海軍、海兵隊を脅かす敵を撃破する」と空軍は記した

F-35A ライトニングII

ヒル空軍基地に着陸するF-35A。2013年9月13日。

ヒル空軍基地に着陸するF-35A。2013年9月13日。

US Air Force Photo

F-35Aは、アメリカ空軍の最新鋭機。空軍向けのA型のほか、海兵隊向けのB型(STOVL機)、海軍向けのC型(艦上戦闘機)がある。

A-10 サンダーボルトやF-16などの攻撃機、戦闘機を代替する目的で開発された

エドワーズ空軍基地で搭載兵器のテストを行うF-35A。

エドワーズ空軍基地で搭載兵器のテストを行うF-35A。2012年2月16日。

Lockheed Martin

F-35は、複数の空軍に導入される。だが開発プログラムはまだ進行中で、いくつかの問題に直面している。

[原文:These are all the fighter jets in the US Air Force

(翻訳、編集:増田隆幸)

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