特別救助隊員の訓練披露 磐田市消防本部、息の合った活動

 磐田市消防本部は10日、静岡市で今月開かれる県消防救助技術大会を前に、出場する特別救助隊員の訓練披露会を磐田市今之浦の市消防署で開いた。災害現場から迅速、安全に要救助者を救い出す技術を研さんした成果を、高橋由利子副市長や伊藤秀勝消防長らに披露した。

県消防救助技術大会に向けた訓練を披露する隊員=磐田市今之浦の市消防署
県消防救助技術大会に向けた訓練を披露する隊員=磐田市今之浦の市消防署

 同消防本部からは陸上、水上両部門に計22人の隊員が出場する。披露会では、高さ15メートルをロープだけで登る「応用登はん」、要救助者を塔の上にロープで引き揚げる「引揚救助」など陸上4種目の訓練を実施した。隊員たちは息の合った救助活動を見せた。
 高橋副市長は「体調を整え、日頃の平常心と成果を発揮してほしい」と激励した。市と包括協定を結ぶポッカサッポロフード&ビバレッジは、激励品として清涼飲料水5ケースを特別救助隊に贈った。
 さまざまな障害を乗り越えて救助活動を行う「障害突破」に出場する梅林大輝消防士長(30)は「職員や家族の協力があったからこそ、訓練を積むことができた。大会では必ず良い結果を出したい」と意気込みを語った。

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