【予備選 各州の結果】トランプ氏、共和党の大統領候補指名が確実に

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 11月の米大統領選に向けて1月に始まった共和党の候補者選びは、トランプ前大統領が圧倒的な強さをみせ、3月半ばの時点で、党の指名を受けることが確実になりました。各州の予備選や党員集会の経過を随時、更新してお伝えします。

これまでの要点

トランプ氏が代議員の過半数を確保。7月の共和党全国大会で候補者指名を受け、11月の本選に進むことが確実に

・候補者選びの最大の山場となるスーパーチューズデーを、トランプ氏は14勝1敗で制した

・一騎打ちとなっていたヘイリー氏は通算2勝しか挙げられなかった。3月6日、選挙戦からの撤退を表明した

■■2024年3月13日(日本時間)■■

14:12

トランプ氏とバイデン氏、党の指名獲得を確実に

 米大統領選に向け、民主党バイデン大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(77)が12日、それぞれの政党から候補者指名を受けるのに必要な代議員数を確保した。2人は今夏に各党が開く全国大会で指名を受け、11月の本選での一騎打ちに進むことになる。

 12日にはジョージア、ミシシッピ、ワシントン3州で両党の予備選が実施された。AP通信によると、共和党ではトランプ氏が全3州で勝利することが確実になった。唯一の対立候補だったヘイリー元国連大使(52)はすでに選挙戦から撤退しており、トランプ氏は各州で7~9割の得票を集めた。12日の時点で、通算で獲得した代議員数が過半数の1215人を超え、7月の共和党全国大会で正式に候補者指名を受けることが確定した。

 民主党でも、バイデン氏が3州の予備選で順当に勝利することが確実となった。これにより、8月の民主党全国大会で候補者指名を受けるのに必要な1968人を超える代議員数を確保した。2期目をめざすバイデン氏には有力な対立候補がおらず、「無風」での指名確定となった。

■■2024年3月7日(日本時間)■■

01:00

トランプ氏が圧勝、ヘイリー氏は撤退へ 11月にバイデン氏と再戦へ

 米大統領選に向けた共和党の指名候補争いで、15州の選挙が集中した「スーパーチューズデー」の5日、トランプ前大統領(77)が14州で勝利を確実にし、累計で23州・地域を制した。ヘイリー元国連大使(52)は6日、選挙戦からの撤退を表明。トランプ氏の指名獲得が事実上、決まった。トランプ氏が11月の本選で民主党のバイデン大統領(81)と再戦することが決定的な情勢だ。

 ヘイリー氏は6日、地元サウスカロライナ州で「選挙戦を止める時が来た。後悔はない」と述べた。トランプ氏の勝利には祝意を表したが、本選に向けたトランプ氏の選挙活動に対する明確な支持は表明しなかった。

■■2024年3月6日(日本時間)■■

09:00

スーパーチューズデーの開票、15州で順次始まる

 11月の米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで、15州で一斉に投票が実施される「スーパーチューズデー」の開票が5日夜、州ごとに順次始まった。

 共和党の候補者選びでは、各州に割り振られた全2429人の代議員を、投票結果に応じて各候補が奪い合う。スーパーチューズデーは、全体の3分の1を超える865人の代議員が1日で決まる大きな山場だ。

 アラバマ、アラスカ、アーカンソー、カリフォルニア、コロラド、メーン、マサチューセッツ、ミネソタ、ノースカロライナ、オクラホマ、テネシー、テキサス、ユタ、バーモント、バージニアの計15州で共和党の予備選や党員集会が実施された。

 これまでの序盤戦でトランプ氏はヘイリー氏に大差をつけ、すでに独走状態にある。1月の初戦アイオワ州以降、10戦のうち首都ワシントンを除く9州・地域で勝利を収めており、早くも指名獲得の見通しがほぼ確実になっている。スーパーチューズデーでも勝利を重ねれば、トランプ氏の優位はさらに決定的になる。

■■2024年3月5日(日本時間)■■

13:00

ノースダコタ州でもトランプ氏が勝利

 米大統領選に向けた共和党の指名候補争いで4日、中西部ノースダコタ州で党員集会があり、AP通信によるとトランプ前大統領(77)が勝利を確実にした。

 AP通信によると、集計率99%時点の得票率は、トランプ氏が84・6%、ヘイリー元国連大使(52)は14・2%だった。ノースダコタ州に割り当てられた代議員29人はすべて、トランプ氏が獲得した。

■■2024年3月4日(日本時間)■■

11:26

ヘイリー氏、首都ワシントン勝利 トランプ氏連勝止まる

 米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで、首都ワシントン特別区の予備選が3日、開票された。AP通信などによると、ヘイリー元国連大使(52)がトランプ前大統領(77)を破り、初勝利を確実にした。初戦のアイオワ州から続いていたトランプ氏の連勝は止まった。

 ヘイリー氏はこれまで、党内で圧倒的な支持を集めるトランプ氏に対抗する姿勢を崩しておらず、「私には選択肢を示す義務がある」と語っていた。

 ただ、ワシントン特別区の結果は全体のごく一部に過ぎず、共和党の候補者争いでのトランプ氏の独走態勢は変わらない。トランプ氏が大統領選の共和党候補になる見通しは確定的となっている。

 3月5日に15州で投票が集中する「スーパーチューズデー」を迎える。ヘイリー氏はスーパーチューズデーまでは撤退しない考えを明らかにしている。たとえヘイリー氏が撤退しなくとも、トランプ氏は3月中旬には、指名候補となるのに必要な代議員数を確保するとみられている。

■■2024年3月3日(日本時間)■■

09:14

トランプ氏、ミズーリ州とアイダホ州で勝利

 米大統領選に向けた共和党の指名候補争いで2日、中西部ミズーリ州と西部アイダホ州で党員集会があり、AP通信によるとトランプ前大統領が両州で勝利を確実にした。初戦のアイオワ州から8連勝となり、独走状態が続いている。

 共和党の候補者選びは現在、トランプ氏とヘイリー元国連大使による一騎打ちとなっている。ヘイリー氏はこれまで1勝もできておらず、劣勢だ。

 3日には首都ワシントンの予備選が開票される予定。ワシントンは圧倒的に民主党が強く、トランプ氏が不人気のため、これまでの争いで最もヘイリー氏に有利との見方もある。

 ただ、ワシントンでヘイリー氏が勝っても状況が大きく変わるわけではない。4日にはノースダコタ州の党員集会が行われ、5日には15州の予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」を迎える。ほぼ全ての州でトランプ氏が優勢で、候補者指名を確実にするために必要な代議員の過半数を獲得するのは時間の問題になりつつある。

■■2024年2月28日(日本時間)■■

13:01

トランプ氏、ミシガン州でも勝利 共和党予備選6連勝

 米大統領選に向けた共和党の指名候補争いで、ミシガン州の予備選が27日、投開票された。AP通信によると、トランプ前大統領(77)が勝利を確実にした。党内で独走状態を保ち、初戦のアイオワ州から6連勝だ。大統領選の共和党候補となる見通しが確定的な情勢が続いている。

 現地時間27日夜に投票が締め切られると、米大手メディアがトランプ氏の勝利を速報した。

 続いて3月初旬にはアイダホ州党員集会や首都ワシントンでの予備選などがあり、3月5日に15州で投票が集中する「スーパーチューズデー」を迎える。各地でトランプ氏の優勢が伝えられ、全州でトランプ氏が勝利する可能性もある。

 ヘイリー氏は23日、地元のサウスカロライナ州で敗れた後も選挙戦を続ける意向を示した。ただ、逆転できる可能性は極めて低い。米メディアによると、サウスカロライナの予備選後、保守系の大富豪として米政界に強い影響力を及ぼしてきたチャールズ・コーク氏の政治団体が、ヘイリー陣営への資金提供をやめることを明らかにした。

■■2024年2月25日(日本時間)■■

09:02

トランプ氏がサウスカロライナでも勝利 ヘイリー氏地元

 米大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで、24日、サウスカロライナ州の予備選が投開票された。AP通信によると、トランプ前大統領(77)が、一騎打ちになっているヘイリー元国連大使(52)を破り、勝利を確実にした。トランプ氏は党内での独走態勢をますます固め、大統領選の共和党候補になる見通しがより確定的な情勢となった。

 共和党の候補者選びは、6月にかけて全米各州で投票を実施する。トランプ氏は1月のアイオワ州から4州連続での勝利となった。今後の各州でも優勢が伝えられ、50州での全勝も視野に入る。サウスカロライナはかつてヘイリー氏が6年間、知事を務めた州で、ここで「最後の抵抗」(米紙ニューヨーク・タイムズ)を見せられるかが焦点だった。トランプ氏への支持の強さを改めて示す結果で、ヘイリー氏にとって手痛い敗北だ。今後、逆転できる可能性はきわめて乏しい。

■■2024年2月9日(日本時間)■■

18:36

ネバダ州もトランプ氏が勝利 ヘイリー氏は出馬せず

 ネバダ州で8日、党員集会が…

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