「外国が国家機密を盗んでいる」 中国当局、コンサル会社を次々摘発

有料記事

[PR]

 中国でスパイ行為を取り締まる国家安全当局が、共産党や軍にかかわる機密情報を外国に漏らす手助けをしているとして、コンサルティング会社の摘発に乗り出した。中国国営中央テレビなどが伝えた。企業を通じた外国への情報漏洩(ろうえい)を厳しく取り締まる当局の姿勢が顕著になっている。

 9日の中央テレビなどによると、国家安全当局が最近、上海に拠点を置くコンサル会社の上海や北京、広東省などの事務所を捜索。また、このコンサル会社を通じて外国の顧客に国家機密を漏らした罪などで、国有企業の研究員が懲役6年の実刑判決を受けた。

 このコンサル会社は2017~20年、100社にのぼる外国企業から依頼を受け、7千万ドル余り(約94億円)の収入があった。国家安全当局は今後も、反スパイ法などに基づき、コンサル業務などへの取り締まりを強化するとしている。

 中央テレビは「多くの外国組…

この記事は有料記事です。残り410文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら