長澤まさみの覚醒は止まらない 「年齢という名の信頼」を味方に

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文・石飛徳樹 写真・篠塚ようこ
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 昨秋の連続ドラマ「エルピス」に続き、長澤まさみが社会派の映画「ロストケア」に主演している。今回は敏腕検事の役だ。

 長澤まさみがぐんぐん覚醒している。昨秋の社会派ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」で冤罪(えんざい)事件を追うアナウンサーを熱演したのに続き、「ロストケア」では、連続殺人犯と対峙(たいじ)する気鋭の検事役で、さらに鬼気迫る芝居を見せた。

 「不思議なことに、私の中では変わったなという感じは全然ないんです」と笑いつつ「キャリアを重ねてきて、『年齢という名の信頼』が、見る人の印象を変えていくんだと感じています」と冷静に分析した。

ジョディ・フォスターアンソニー・ホプキンスをさえ思い出させる、松山ケンイチさんとの演技対決。長澤さんは石飛編集委員の取材に、まるで世間話をするような調子で、演技についてとても深いことをたくさん話してくれました。

 40人以上の老人を殺したと…

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