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日本と出会った難民たち――生き抜くチカラ、支えるチカラ Kindle版
私たちは、彼らのことを知らなすぎた。
日本の難民申請者はここ5年あまりで急増。ミャンマーから、トルコから、アフリカから、世界各地から来た彼らは、難民として認定されることもかなわず、入管に収容されたり、働けずにホームレスになったりなど、厳しい環境に置かれている。そうした環境に負けずにたくましく生き抜く難民たちの姿と、周囲で支える日本人たちの姿に迫る、渾身の一作。
- 言語日本語
- 出版社英治出版
- 発売日2013/4/18
- ファイルサイズ19032 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
根本かおる(Kaoru Nemoto)
神戸市生まれ。東京大学法学部を卒業後、テレビ朝日にてアナウンサー、報道記者として勤務。
フルブライト奨学生として米国コロンビア大学国際関係論大学院で修士号取得。
1996年から2011年末まで、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)職員として、トルコ、アフリカ・ブルンジ、コソボ、ネパールなどで難民援助の最前線で支援活動にあたるとともに、ジュネーブ本部で政策立案や民間部門からの活動資金調達のとりまとめを行う。
WFP(国連世界食糧計画)広報官、国連UNHCR協会事務局長も務めた。2012年よりジャーナリストとして活動を開始。国内外の難民問題をはじめ、人権・人道問題について、幅広いメディアで発信している。
著書に『ブータン――「幸福な国」の不都合な真実』(河出書房新社)、『ふるさとをさがして~難民のきもち、寄り添うきもち~』(学研教育出版)。
英治出版Webサイトで「根本かおるの社会派映画案内 スクリーンの向こうに故郷が見える」を連載。
登録情報
- ASIN : B075M76PXJ
- 出版社 : 英治出版 (2013/4/18)
- 発売日 : 2013/4/18
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 19032 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 198ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 549,025位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 21,116位社会学 (Kindleストア)
- - 25,513位社会学概論
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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でも、難民問題は大変身近な問題です。
祖国を追われ、命からがら逃げてきた人が日本にやってきます。
日本政府は彼らを収容し、生存権を脅かすような待遇で扱います。
これは、多くの人が知るべき現実です。
身近に難民の人がいたら、その人は、深く心を閉ざし、付き合いにくい人だ、と感じることがあるかもしれません。
しかし、その背景には、彼らが祖国でひどい仕打ちを受けてきた背景があるかもしれません。
もちろん、この本は多くの人に読んでほしいです。
でも、日本で何かのきっかけで、難民に触れる機会があった人に強くこの本を読んでほしいと思います。
難民の人は、私たちのすぐ近くにいるかもしれないのです。
前半部分の法制度の欠陥や難民申請者との会話など暗い内容も多いが、後半は難民を支援しようとする日本人の取り組みを取り上げており勇気づけられる。
また、企業や法律事務所の取り組みなどCSRのあり方としても中々参考になる本だと思う。
大変おすすめ。
この本は、日本に住んでいる難民の苦しみ、悩み、苦悩に光をあてた、あたたかい面と、なかなか難民認定をせず、
制度改革もせず、難民の声に耳を傾けない日本の現状という冷たい面の両面をバランス良く描いた、素晴らしい1作
だと感じました。また、NGO、弁護士など、難民のために活動する人たちの現実の様子についても、よくわかる内容
になっていて、著者の綿密な取材がベースとなって、難民の今、難民受け入れ制度の今が、ぐっと迫ってきます。
ともすると忘れられがちな、難民の子供や、女性についても、詳しく書かれていて、日本の難民制度や、難民が抱える
問題の大きさを改めて痛感させられる内容でした。
特に印象に残ったのは、難民は支援して欲しいのではなく、自分たちで働きたいのだ、という点。
難民認定されない間、合法的に仕事をすることが出来ないため、NGOなどの支援に頼るしか道が無い。
その状況を作り出しているのは日本政府なのだということ。この点に、強い怒りを感じずにはいられませんでした。
また、難民の子供たちが強く生き抜こうとする姿に感動しました。
難民の今が、リアルがわかる、オススメの本です。
まずこの本を読み、「私達日本人は難民をどう捉えているのか」考えさせられた。彼らは祖国で命の危険に晒され逃れてきた人々で、日本も採択している難民条約で保護されるべき対象であるということ。不法入国者と同等の扱いで良いのかどうか、私達一人ひとりが考える必要があり、この本はそのきかっけになると思う。
故郷を離れ不自由に暮らす難民一人ひとりに寄り添った視点を持ちながらも、日本の法的制度の矛盾、国際法に抵触しかねない日本政府の難民に対する扱いを指摘できるというのは、幼少期に海外生活を経験し、かつUNHCRの職員として長く国外の難民問題に関わった経歴を持つ、根本かおるさんだからこそ出来ることではないだろうか。