柴犬は日本原産の犬の中で唯一の小型犬です。ピンと立った耳やふわふわの毛が可愛らしく、物覚えが良く勇敢な性格なのでとても人気な犬種です。

柴犬を家族として迎え入れるなら、しつけ方や抜け毛対策など柴犬特有の飼い方を知っておく必要があるでしょう。

そこで今回は、柴犬の飼い方を「環境」「日々のお世話」「しつけ方」の3つに分けて紹介します。
1.【柴犬の飼い方①】環境 柴犬といえば外飼いというイメージがあるかもしれませんが、基本的には室内飼いがおすすめです。外で飼うと、熱中症や感染症、脱走、いたずらなどの危険性があります。柴犬を室内飼いする場合は、自分だけの空間を作ってあげることがポイントです。環境の変化に敏感な犬種なので、ケージやクレートを活用して自分だけのテリトリーになる場所を作ってあげましょう。室温にも注意が必要です。柴犬は毛量の多いダブルコートの被毛を持っていて、暑さに弱い傾向があるため、ケージやクレートは直射日光のあたる場所や高温多湿な場所に置かないようにしましょう。冬場は暖房の設定温度を高くしすぎず、夏場はエアコンを26度前後に設定することも大切です。 2.【柴犬の飼い方②】日々のお世話 柴犬を飼うのにあたって日々のお世話はとても重要です。ここでは、「ご飯」「散歩」「グルーミング」のポイントを紹介します。 ご飯 食事は1日に2回、決まった時間にあたえましょう。柴犬は運動量が多く、小型犬の中では筋肉量の多い犬種なので、たんぱく質が豊富なご飯がおすすめです。ドッグフードは「子犬用」「成犬用」「老犬用」と分けられていることも多いので、年齢に合ったものを選ぶようにしましょう。柴犬は口が長めの犬種なので、食器は直径が小さめで高さのあるものがおすすめです。食器台を使うと首に負担がかかりにくくご飯を食べやすくなります。脱水状態になるのを防ぐために、水はいつでも飲めるようにしておきましょう。 散歩 柴犬は元々猟犬として飼われていた犬種なので、必要な運動量が多いです。1日に2回以上、1回30分程度の散歩を目安としましょう。時間があるときはドッグランに連れて行くとストレス発散になります。家にも自分で遊べるおもちゃを置いておくとちょっとした運動ができます。子犬で迎え入れる場合、散歩を始める時期は感染症のリスクも考えて、ワクチンプログラムが終了してからがいいでしょう。子犬期は周囲への警戒心が強く、体力もまだついていないため、徐々に慣らしていくようにしてください。 グルーミング 柴犬に必要なお手入れとその頻度は以下の通りです。【柴犬に必要なお手入れとその頻度】
シャンプー 2ヵ月に1回程度
ブラッシング 1週間に2回程度
歯磨き 毎日
爪切り 1ヵ月に1回程度
柴犬はダブルコートという二重構造の被毛なので、抜け毛がとても多い犬種です。定期的にシャンプーやブラッシングをして皮膚病や毛玉を予防しましょう。また、春と秋は換毛期で抜け毛が多くなるので、ブラッシングの回数を増やす必要があります。歯磨きや爪切りは嫌がることも多いので、無理にやろうとせず徐々に慣らしていくようにしてください。どうしても難しい場合はグルーミング(トリミング)サロンに連れて行く手もあります。 3.【柴犬の飼い方③】しつけ方 柴犬は一度しつけをすれば飼い主のいうことを聞いてくれる賢い犬種です。ただし、忠誠心が強いイメージとは異なり、しつけが難しいともいわれています。以下のポイントを意識してしつけを進めるようにしましょう。 褒めながらしつける しつけは褒めながら行うことが大切です。柴犬は自立心が強い犬種なので、自分のやりたいように行動します。褒めながらしつけをすれば、柴犬の自主性を尊重しながら、飼い主にとって望ましい行動を増やすことができるでしょう。飼い主の要求を守れたらいっぱい褒めて、おやつをあげるようにするとしつけを早く進められます。叱ってしつけようとすると、噛みつく威嚇するなど問題行動を起こすようになるので注意してください。 一貫性を持ってしつける しつけは一貫性を持って行うようにしましょう。特に、柴犬はとても賢い犬種なので、ルールを曖昧にしたりその日の気分によって指示を変えたりするとどうすべきか悩んでしまい、飼い主への信頼が無くなりかねません。ルールをブラさずにしつけていれば、愛犬が良いことと悪いことをしっかりと理解できるようになるので、飼い主の要求に忠実に従ってくれます。 ※ 子犬・子猫専門ペットショップのPetPlus(ペットプラス)(バナーをクリックすると外部のウェブサイトに移動します。) 4.まとめ 柴犬は外飼いすると、熱中症や感染症、脱走、いたずらなどの危険性があるので、室内飼いをするのがおすすめです。ただし、暑さに弱い犬種でもあるため、部屋は涼しく保つように気をつけましょう。日々のお世話に関しては、食事は1日に2回、散歩は1回30分程度で1日に2回以上、ブラッシングは1週間に2回を心がけましょう。柴犬はダブルコートで抜け毛が多い犬種なので、換毛期にはブラッシングの回数を増やしてあげることが大切です。しつけは、褒めながら一貫性を持って行うようにしましょう。柴犬は賢い犬種なので、丁寧にしつければ飼い主のいうことを聞いてくれるようになります。
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