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アリゲーターガー

アリゲーターガーを怪魚マニアが徹底解説!日本にも潜む巨大古代魚の謎

アリゲーターガーは北米原産の肉食性の魚。ガー科に属し、太古から基本的な形態を変えずに生き残ってきていることから古代魚とも呼ばれています。アリゲーターガーの生態、特徴から釣り方まで詳しく解説します!

目次

アイキャッチ画像提供:ChillTrip

アリゲーターガーという魚について

アリゲーターガー

提供:ChillTrip

アリゲーターガーはガー目ガー科に分類される古代魚です。アリゲーターガーの先祖はジュラ紀から白亜紀(約2億1000万年前から6500万年前頃)に存在していました。

恐竜と同じ時代を生きていた魚が大きく姿を変えることなく、現世でも生きています。それ故、学術的にも貴重な存在です。

アリゲーターガーは寿命が非常に長いことも有名です。野生下では50年から70年ほど生きると言われています。

また、アリゲーターガーを含むガー科の魚達はガーパイクと呼ばれますが、所謂パイクと呼ばれるカワカマス属とは異なる魚です。

分類
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
条鰭綱 Actinopterygii
ハレコストーミ類 Halecostomi
ガー目 Lepisosteiformes
ガー科 Lepisosteidae
アトラクトステウス属 Atractosteus
種(学名)Atractosteus spatula
種(英名)Alligator gar
種(和名)アリゲーターガー

アリゲーターガーの形態的特徴

アリゲーターガーは名前の通り、アリゲーター(ワニ)を彷彿とさせる長い吻を持っています。この吻は他のガー類よりも幅が広くがっしりしており、頑丈です。また口の中に並んだ鋭い歯もワニさながらです。

体表はガノイン鱗(硬鱗)で覆われており、普通の包丁では貫くことが出来ない程の硬さを持っています。

アリゲーターガーの分布・生息域

アリゲーターガーは北アメリカ南東部沿岸地帯に分布しています。河川、湖沼をはじめ、流れの穏やかな場所に生息しています。河川においても流れの速い場所は好まないので、下流域に見られることが多い魚です。

通常は淡水域や汽水域に生息しますが、一部海に生息する個体群もおり、淡水と海水の両方に対応している珍しい魚と言えます。

アリゲーターガーの生態

アリゲーターガーの浮き袋には毛細血管が張り巡らされているため、空気呼吸が可能です。アリゲーターガーの生息環境では溶存酸素が低下することが多々ありますが、空気呼吸によって酸欠のリスクを大幅に減らすことが出来ます。

食性は肉食性で、主に魚や甲殻類を捕食しています。

アリゲーターガーの最大サイズは?

アリゲーターガーは非常に大きくなることが知られています。2メートルを超えるサイズが捕獲されることも稀ではありません。

釣りでの公式世界記録(IGFA)は279ポンド(約126キログラム)ですが、2011年には327ポンド(約148キログラム)の巨大アリゲーターガーを漁師が網で捕獲しました。

さらに大きなアリゲーターガーが存在しても不思議ではありませんね。

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