能登半島地震によって、ほぼ全域で断水が続く石川県輪島市では、水道の早期復旧に向けて臨時の浄水施設が設置され、30日から、水道管に漏れがないかなどの通水試験が始まりました。

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記者
「輪島市三井町の県道1号です。この地下に浄水場からあちらの三井町へ水を送る水道管がありますが、このように車通りが多く、早くから工事を進めることが難しい状況です」

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臨時の浄水施設が設置されたのは、輪島市の中でも浄水場から遠く、復旧の遅れが懸念される三井町と門前地区の合わせて3か所です。このうち三井町の施設では、すでに近くの川から水を引く取水口とろ過装置の設置が完了し、30日は作業員らが施設内のパイプに漏れがないかなどを点検していました。

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荏原商事能登支店 石田博衛支店長
「きょうあすかけて設備的に問題ないことを確認していく。なるべく早く水を供給できるよう努力していく」

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この施設では水質検査が終わり次第、早ければ2月中には各家庭へ水を供給します。また門前地区の2つの施設については、2月上旬から整備を始め、3月中の断水解消を目指します。