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広くなって歩道もできた!1年8か月ぶりに稲荷町踏切道が開通

2023年12月13日 18:30更新

「危険踏切」として改良が進められていたJR飯山線稲荷町踏切の市道を拡げる工事が終わり、踏切道路の開通式が13日(水)に行われました。これにより1年8か月ぶりに市街地の駅西地区と中央地区の間のアクセスが改善しました。

開通したのはJR飯山線稲荷町踏切を渡る十日町市道稲荷町線の85mの区間です。改良工事は去年4月から始まり、車道の幅は10mとこれまでの1車線から2車線になりました。また、左右に幅3mずつの歩道も新たに設けられ、踏切全体の幅は19.4mになりました。全体の事業費は半分以上を国の補助金を活用し、4億1800万円となっています。

稲荷町踏切はこれまで歩道がなく、車道の幅も4.4mと車両がすれ違えないほど狭く危険だったため、平成29年に国土交通省から「改良すべき踏切道」として指定を受けた経緯があります。

改良前の様子(十日町市提供)

また、工事をめぐっては古い踏切の撤去や流雪溝の水路の整備などを含め、列車の走らない夜間に行われるなど工期に時間がかかり、1年8か月にわたって市街地の駅西地区と中央地区を結ぶアクセス道が通行止めになっていました。市ではこの間、う回路をまわる巡回タクシーも運行していました。

関口芳史 市長
「スーパーマーケットが後ろにあるものですから、私共もタクシー協会にお願いして、不便をかける皆さんに対して無料タクシーの運行など、色んなことをやって1年8か月を乗り切った。難工事だったと思う。周辺には地場産業振興センター、越後妻有交流館キナーレなど大事な施設があるし、十日町駅と東口の中心商店街、そして開発著しい新たなショッピングゾーンもある。市民や来訪してくれる皆様に活用してもらえる大事な要所。十日町市のさらなる発展とJR飯山線にとっても安全な踏切ができた。多くの皆さんに利用してもらい、さらに地域が元気になることを祈念する」

開通式には行政や鉄道事業者、地元地区振興会などおよそ15人が参列したほか、踏切周辺に住む市民も大勢集まり、テープカットのあと、渡り初めをして広くなった道路の完成を喜び合っていました。

西部地区振興会 尾身晴夫 会長
「振興会とすれば長年市に要望してきたし、長年の夢が実現して感謝している。一番冬場がネックだったところも解消できてお年寄りも子どもたちも安心して通過できる。市には大変便宜を図ってもらったが、工事の間は近場の大型店、クロステンが遠くに感じたので住民には不便をかけたが、開通したので喜んでいる。交通量も増えると思うし、稲荷町線の拡幅も続くので、下島への道路の開通になれば地域の発展になると思う」

なお、この市道稲荷町線で、踏切から商業施設の多い下島方面に向かう道は橋の架け替え工事のため、来年9月末まで終日通行止めとなる予定です。 

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