近年、各種スポーツの練習・実践において、身体が持つ力を最大限引き出す「スポーツパフォーマンス」が注目されています。
今回は「スポーツパフォーマンス」について、影響する要因や向上・測定方法、注意点についてまとめます。
スポーツパフォーマンスとは
スポーツパフォーマンスを簡単に説明すると「運動の数値化」です。運動の結果（身体能力）を数値化し分析することで、より高いパフォーマンスを発揮するためのヒントを得ることができます。選手が持つ課題や強みを”数値”として正確に把握することで、目的に応じた適切なトレーニングが行えるようになります。
スポーツパフォーマンスについての詳細は下記記事をご覧ください。
▷スポーツパフォーマンスとは？生まれた背景と最新研究結果について徹底解説
スポーツパフォーマンスを向上させる方法
やみくもに筋肉をつけたり、カロリーを制限したりするだけではスポーツパフォーマンスの向上に効果がない場合もあります。筋肉トレーニングやストレッチ、食事など、多様な方法に気を配ることが大切です。
筋力トレーニングやストレッチは、競技に必要な部分の筋肉はもちろん、周辺の筋肉も合わせて行うことが重要です。周辺の筋肉も合わせてトレーニングすることで、動きがスムーズとなりパフォーマンスが向上します。また、トレーニングの前後は十分にストレッチを行い、身体を柔軟にほぐすことも大切です。
その他、スポーツパフォーマンスの向上には「食事」「メンタル（心理）」「休息」なども影響してきます。それぞれ具体的な内容を下記記事でまとめていますので、参照してみてください。
▷スポーツパフォーマンスを向上させる方法と注意点について徹底解説
スポーツパフォーマンスの測定方法
スポーツパフォーマンスの測定では「走る」「跳ぶ」など、スポーツの”基本動作”の測定が行われます。初速や最高速度、歩数や左右の加速状況を測定することで、全身の協調や操作能力を把握できます。
具体的な測定項目は「10mスプリント」「ジャンプ力」「敏捷性」「回旋力」などです。（測定を行う企業によってこの内容は多少差があります）
ジャンプ力では「高く跳ぶジャンプ力」「連続ジャンプ力」などを計測します。これにより筋力やバネ指数、剛性などが数値化され、必要なトレーニングが導き出されます。
その他、スポーツパフォーマンスの測定方法について下記記事で詳しくまとめています。
▷スポーツパフォーマンスの測定方法と注意点について徹底解説
スポーツパフォーマンスに影響を与える要因
スポーツパフォーマンスに影響を与える要因には、「メンタル（心理）」の内的要因と、「食事」「ストレッチ」「休息（音楽）」などの外的要因があります。
※メンタル（心理）に関しては、怪我や不調などを起因とする外的要因としての側面もあります。
「食事」については、世界的に研究が進んでいます。試合当日、エネルギーを筋肉や肝臓に蓄えておくために、前日の食事は脂質を控え糖質を多く含む炭水化物を摂取すると良いでしょう。また、欧米ではスポーツパフォーマンス向上を目的に「グルテンフリー」を実施するアスリートが増加しています。
内的要因である「メンタル」に関しては、”メンタルトレーニング”が推奨されています。
- 注意力のコントロール
- 自己肯定
- リラックス
- ゴール（目標）を明確にする
練習の成果を本番で発揮するために、このようなメンタルトレーニングが有効です。
その他、スポーツパフォーマンスに影響を与える要因について、下記記事で詳しくまとめています。
▷スポーツパフォーマンスに影響を与える要因は？外的内的要因について徹底解説
まとめ
近年注目されている「スポーツパフォーマンス」についてまとめました。身体能力を数値化することで、目標に向かって最適なトレーニングを行うことができます。「スポーツパフォーマンス」を意識することで、やみくもに練習を行うよりも確実に効果が現れるでしょう。