「日本一目指し甲子園へ」九州国際大付属　安定した守りと勝負強いバッティングで

２年連続９回目の夏の甲子園への切符を手にした、九州国際大付属。福岡大会を通じて光ったのは、２度のサヨナラ勝ちなど勝負強いバッティング。そして、県大会全７試合を通じてエラー「０」という堅い守りです。

勝負強い打線を引っぱるのは、キャプテンの佐倉侠史朗選手。高校通算のホームラン数３０本を超えるパワーが魅力で、「高校四天王」の１人とも言われています。

佐倉侠史朗主将「（優勝が）決まった当初は、『うれしい』『やってやろう』という気持ちが強かったんですけど、やっぱり今は『楽しみ』という気持ちが一番強い」

「（夏の甲子園記録の）中村奨成選手の６本のホームランを抜いてやりたいなと思うが、自分の結果よりもチームの結果が大事だと思うので、しっかり１点でも多くチームで取って勝っていけたら」

全７試合でエラー「０」という堅い守りを支えるのは、２年生でエースの田端竜也投手です。１３０キロ後半のストレートと５種類の変化球を投げ分け、コーナーを丁寧につくピッチングが魅力のピッチャーです。準決勝・決勝でも「打たせて取る投球」で１点差の試合をものにしてきました。

田端竜也投手「１点取られたら、攻撃も点を取らないといけなくなるので、全部ゼロで抑えようという気で投げていました。どこのチームよりも長く（甲子園での試合を）するのが一番いいと思っているので、自分のピッチングでチームを引っぱっていけるように頑張っていきたい」

佐倉侠史朗主将「「日本一を目指してやっていきますし、そのためにも一戦一戦戦わないといけないと思うので、全員で一球一球集中して最後までやり遂げたい」

２年連続で夏の甲子園出場を決めた九国大付属。持ち前の勝負強さと堅い守りで初の日本一を目指します。