奈緒×鈴木伸之、『恋です!』撮影を振り返る 第7話は「進展の大きい回になる」

奈緒×鈴木伸之、『恋です!』を語る

 日本テレビ系水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』に出演中の奈緒と鈴木伸之のインタビューが公開された。

 漫画『ヤンキー君と白杖ガール』(うおやま/KADOKAWA)をドラマ化した『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』は、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキーの2人が繰り広げる、新世代ラブコメディー。光と色がぼんやりわかる程度の弱視の盲学校生ユキコ(杉咲花)と、喧嘩っ早いけど純粋な不良少年の森生(杉野遥亮)。運命の出会いをした2人がお互いのことを理解し、惹かれ合っていく。

 主人公・ユキコの姉・イズミを演じる奈緒と森生のライバルで隣町の元“ボス”獅子王を演じる鈴木。これまでの撮影について、奈緒は「鈴木さん(獅子王)とのシーンも増えてきて、毎日の撮影が新鮮ですごく楽しいです」、鈴木は「撮影現場も明るく笑顔が多いので居心地が良いです」と好調であることを語る。

 また、今後のストーリーについて、奈緒は「6話まで見守ってくださったみなさんに、ぜひ見届けてほしい回」、鈴木は「進展の大きい回になること間違いなしです」とそれぞれアピールした。

奈緒×鈴木伸之 インタビュー

これまでの撮影を振り返って

奈緒:1話から3話までと、4話からの雰囲気が、ユキコと森生の関係性でどんどん変わってきていますよね。私も最初は家族のシーンが多かったけれど、鈴木さん(獅子王)とのシーンも増えてきて、毎日の撮影が新鮮ですごく楽しいです。

鈴木伸之(以下、鈴木):登場するキャラクターが「普通ってなんなんだろう」という事を問うてくる作品だと感じています。それぞれが弱い部分をいろんな形でクリアしていく姿を見て、ホッと温かくなるような空気がありますね。撮影現場も明るく笑顔が多いので居心地が良いです。

撮影の合間の過ごし方

鈴木:けん玉が流行っていて、控え室にも置いてあるんです。たまたま今日、“うぐいす”という難易度が高い技があるんですが、何と成功してしまいました(笑)。

奈緒:29年間生きてきて初めての成功だそうです!

鈴木:小学校の頃、よく児童館みたいなところに通ってけん玉をしていたんですが、高難易度の“うぐいす”だけは成功できなかったんです。まさかこのタイミングで成功するとは! と思いました。

奈緒:成功した時、メイキングのカメラが回っていて、さすがスターだなと思いました(笑)。

撮影現場での印象的なエピソード

鈴木:フィットネスジムでの撮影の合間に鍛えたりしています。

奈緒:鈴木さんがパーソナルトレーナーをしてくださって、いろいろマシーンの使い方を教えてくださるので試してみたんですけど、撮影後、2日間ぐらい筋肉痛でした(笑)。

鈴木:撮影が朝から夜まである日がありまして、奈緒さんは翌日『ZIP!』の生放送なのに腹筋をずっとやられていて。

奈緒:鍛えすぎて危うく筋肉痛で『ZIP!』ポーズができなくなるところでした(笑)。

イズミと獅子王の今後

鈴木:今まではイズミさんが獅子王にコミカルに接するシーンが多かったですけれど、7話はシリアスなシーンがありますね。

奈緒:集中力が必要なシーンを一緒にやりました。『恋です!』は、そこが本当にすごいなと思います。コミカルなシーンと、心に波紋のように響き渡るシーンがどちらもあるので、見ていて心が動かされると思いますし、演じていてもそう感じます。

イズミの役作り

奈緒:人って普通に生きていても何かしらの役を担っていると思うんです。イズミはお姉ちゃんという役を担っていて、お母さん代わりでもあったし、それが生きがいで。第3話は、自分自身のこともユキコのことも縛っていたということに気づいて、ユキコと一緒にイズミも成長できた回だったのかなと思います。そこで獅子王さんと出会い恋をすることができて。4話以降はでんと構えて、笑顔も増えましたし、「ユキコに何かあった時は私が手を差し伸べる」という感じで、すごく自由になりましたよね。もともとの乙女な一面というか、恋をしている一人の女性としての片思いの楽しさを、イズミさんは今、のびのびと楽しめているんじゃないかと思います。

獅子王の役作り

鈴木:1、2話は「とにかく最大の宿敵として怖い獅子王でいてほしい」と監督に強く言っていただいて。やがて就職したり、発展していくからこそ、最初はバシッと怖い感じで演じてほしいと言われていました。声もすごく出していて、撮影後は喉がガラガラになってしまいました(笑)。僕にとっては森生の存在がとても大きくて。顔に傷をつけてしまったということで、償っても償いきれない感情の中で森生といるシーンが多いので、そういう気持ちはひとつずつ大切に演じたいと思います。また、イズミさんとも複雑で切ない関係になります。どちらかではなく、2人とも切ないんです。もどかしい気持ちですね。

奈緒:本当、もどかしいですね。両想いって奇跡なんだって思いました。

獅子王の森生への思い

鈴木:最初から俺は森生の事が好きだとずっと思い続けて今日まで撮影してきたので、森生は気づいていない設定ではあるんですけれど、すごくいい距離感で演じさせてもらっています。特別な役を演じるという感覚は無く、たまたま恋愛対象の方が同性だったいうことだけで、森生の一挙手一投足にキュンキュンしながらやらせてもらっています。

奈緒:思い人に叶わない恋をしているというのは、やっぱりすごく切ないなと思いました。ユキコと森生が幸せそうな一方で、7話は獅子王が秘めてきた思いが詰まっている回になるので、その切なさがいったいどこに辿り着くのか……。ユキコと森生の展開と同じく、獅子王の恋の行方も気になりますね。

視聴者へのメッセージ

奈緒:7話ではイズミがお誕生日を迎えます! スペシャルな1日で、なんと赤座家にみんなが大集合します。そこでいろんな事件が起きて、今まで明かされなかったあの人の思いもわかります。6話まで見守ってくださったみなさんに、ぜひ見届けてほしい回となっておりますので、どうか温かい気持ちで待っていてくだされば嬉しいです。

鈴木:いろんな事が進展したり、今までずっと明かされていなかった部分が明かされて結果につながっていくような進展の大きい回になること間違いなしです。是非、ご覧ください!

■放送情報
『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:杉咲花、杉野遥亮、鈴木伸之、奈緒、岸谷五朗、田辺桃子、細田佳央太、戸塚純貴、ファーストサマーウイカ、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、生見愛瑠
原作:『ヤンキー君と白杖ガール』(うおやま/KADOKAWA)
脚本:松田裕子
演出:内田秀実、狩山俊輔
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:森雅弘、小田玲奈、鈴木香織(AX-ON)
主題歌:「こたえあわせ」JUJU(ソニー・ミュージックレーベルズ)
(c)日本テレビ

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