見出し画像

韓国の国旗(국기)に込められた意味

皆さま、こんにちは。
開成アカデミー韓国語学校です。

今回から韓国に関する情報を皆さんにたくさんお届けしてまいります。
第1回目は『韓国の国旗(대한민국의 국기)』についてです。

今年の7月23日から8月8日まで東京オリンピックが開催され
現在もパラリンピックが開催されていますが
開会式や表彰台などで各国の国旗をたくさん見る機会がありましたよね。
様々な国旗がある中で
「あれってどういう意味なんだろう?」と感じたことありませんか?

今回は韓国の国旗に注目してご紹介していきます!

韓国国旗は調和のシンボル

日本国旗だと日の丸と言って
『太陽』を象徴した旗になっていますよね。
また紅白は日本の伝統色でおめでたい色でもあります。
●赤:博愛と活力
●白:神聖と純潔

韓国の国旗に 込められた意味 (1)

韓国の国旗も比較的シンプルなデザインで
別名、『太極旗(태극기)』とも呼ばれています。

韓国の国旗に 込められた意味 (5)

背景の白地は、明るさと純粋、平和を表しています。
中央のシンボルは太極模様と言い、陰(青)陽(赤)を表しています。
天と地、太陽と月、男と女など
対極しているこの世の全てのものの調和が
宇宙万物の根源であることを意味しています。

四隅に配置されている4つの記号は『掛(け)』と呼ばれ
古代中国の経典『易経』の教えが使われています。
易にはすべての要素を『陰と陽』に分け、
またそこから8つの要素に分ける『八卦』というものがあります。
日本でも「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉がありますよね。
あの八卦です。

韓国の国旗に 込められた意味 (2)

韓国国旗の四隅の記号はこの八卦の中から4つが使われています。

乾・坤・離・坎(けん・こん・り・かん)

韓国の国旗に 込められた意味 (4)

各記号には様々な意味が込められています。

・乾:天、春、東、仁
・坤:地、夏、西、義
・離:日、秋、南、礼
・坎:月、冬、北、知

これら四掛と太極模様が合わさり
昔から平和を大切にする韓国の民族性宇宙の調和を表現しているのが
韓国の国旗なのです。

まとめ

普段何気なく見ている韓国の国旗ですが
実は各記号や色には多様な意味があり
万物の調和平和を象徴している、とは驚きですよね。

韓国だけでなく世界中の国旗にはいろんなマークや配色が使われていますが
どれもただオシャレな旗のデザインというわけではなく
深いメッセージが込められています。
国旗から異文化を知り理解するのも楽しいので
ぜひ皆さんもまた国旗について調べてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?