スーパーロボット大戦コンプリートボックス~『EX』その1~
先日のプレイ日記でもガッツリ書いた、
『スーパーロボット大戦F/F完結編』ってゲームね。
これは、
第2次スーパーロボット大戦(ファミコン)
第3次スーパーロボット大戦(スーパーファミコン)
スーパーロボット大戦EX(スーパーファミコン)
の続きなのよ。
『EX』の次にあった『第4次』の別バージョンってわけ。
んで。
その『第2次』『第3次』『EX』を
プレイステーションで一本にまとめたのが、
『F完結編』のエンディングでも宣伝していた
『スーパーロボット大戦コンプリートボックス』。
当時最新作だった『F』の仕様で、
過去の作品をリメイクしましたよーってゲームなんです。
ドラクエ1・2・3が現行ハードでリメイクされた、
と言えばわかりやすいかな。
『第3次』や『EX』はオリジナル版の評価も高かったので、
すごい贅沢な内容だよねー。
…ぱっと見る限りでは。
なるほど豪華なゲームなのに、
『F/F完結編』ほど話題にはならなかったでしょ?
『F/F完結編』は一応、売れることは売れたわけで。
笑顔でクリアしたひとは当然、『コンプリートボックス』にも
手を伸ばす…いやいや、そうはならなかったんです。
理由はふたつある。
1『F/F完結編』でユーザーが当時のスパロボシリーズに懲りた
2『コンプリートボックス』がこれまた問題だらけ
1の理由については、先日の記事の通りだ。
『F/F完結編』は確かに売れることは売れたが、
クリアしたひとは多くない。
中には進退窮まって『詰んだ』ユーザーもいたくらいだからね。
プレイに時間も掛かるわけだし、リタイアが続出したわけ。
かくいう私もリタイアしたクチだしさ。
『コンプリートボックス』は全クリしたけど。
よくやったよ、こんなもん。
そのうえで2の理由だ。
『コンプリートボックス』も『F/F完結編』と同様、
調整不足…それどころか調整を放棄したような内容なんです。
過去作を『F』の仕様に置き換えただけで、
あとの調整をしていないのよ。
マジで。
ゲーム性はまるで違うのに、修得する精神コマンドは同じだとか。
武器改造できるようになったのに、獲得資金は昔のままだとか。
もちろん『F/F完結編』お得意の下方修正も、枚挙に暇がないほど。
当たり前のように戦闘デモもスキップ不可だしね。
『F/F完結編』のインフレを反省したつもりなんだろうけど、
今度は数値が小さすぎるがゆえの大惨事に。
『コンプリートボックス』の中でも
比較的マシな『EX』で、少し見ていこうか。
こちらがマジンガーZの武装なんだが…。
よ、弱っ!
鉄の城、よっわ!
次のページのブレストファイヤーなんてENを60も食うのに、
攻撃力はたったの1100なんだぜ?
ザコもろくに倒せない。
これがね?
まだゲーム中は「相対的に強い数値」なら、いいんだよ。
でもF-91やニューガンダムのビームライフルで950だからね。
ブレストファイヤーは射程1でENを60消費するのに、
1100だからね。
登場の時点で使えないマジンガーZなんて、
これくらいじゃないか?
ちなみにグレートマジンガーはそこそこの強さで、
グレートブーメランですでに攻撃力が1100あります。
長くなりそうなので、つづく。